日本の歴史の読み方 [歴史]

日本のプレートに触れましたので、ここでやっと日本の歴史に触れられます。とはいえ、これはあくまで私の日本の歴史観ですので、参考程度です。前のブログにも書きましたが、日本の歴史は今の九州地方から始まっているようです。しかし、文明は寧ろ雪が降る寒い所の方が、発達し易いのではないでしょうか。何故なら、冬の寒さや雪の多さを乗り越えるのに、知恵が必要だからです。故に、季節季節で次の季節に備える準備が必要になり、食べ物の保存や冬期間の食料の確保、主に狩猟等で争いなどしている場合ではないからです。有名な上杉謙信公も西国地方の争いに巻き込まれないように備えただけで、武将のドラマに取り上げられる川中島の合戦などは、そんな格好いい話ではなく、争いの無駄なことを諭したのではなかったか。敵に塩を送るという言葉を残していることからも明らかだろう。寧ろ脅威だったのは、豊臣秀吉に依る天下統一という名目での武力制圧だったはずだ。今でも朝鮮半島としこりが残っています。

ところで不思議なのが、何故こうも西国の人達は争わなければ成らなかったのでしょうか。時代は、古墳時代に始まり、ヤマト王権は天皇に奪われます。このころあまり教科書には載りませんが、北米プレートにある蝦夷に大和朝廷は密使を度々送り、朝廷に従うように誘導しますが、元々文化圏が違うエミシが早々従う訳が無く、争いが絶えなかったようです。それを平定したのが奥州藤原氏です。中央との絆を深める中、仏教と稲作を広めたのも、彼らです。ですが、朝廷の狙いは、税収です。間抜けでない勇猛果敢なエミシは度々反乱していました。平安時代は比較的争いはなかったようですが、その後また争いが始まります。鎌倉時代から始まり、江戸時代前期まで続きます。源氏が台頭する中、藤原氏は源頼朝に滅ぼされます。武士の力が台頭する中、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と、天皇と仏教とは離れた将軍政治が敷かれます。家康の狙いは、日本人への完全支配です。鎖国をしたって、支配したいとは何故なんでしょうか。私はこの手のテレビドラマを見ると、何故これが正当化され、美化されるのかが分かりません。武力で栄える者はいずれ武力に滅ぼされます。天下を取ったならそれだけの責任を果たすのが人の道です。鎖国をすれば、諸外国から攻められることも無く、国内であれば、武力で制圧できますから、敵無しです。言ってしまえば、独裁者です。過大評価するのは如何なものか。

これで分かる通り、日本の歴史はユーラシアプレートで暮らして来た人達の歴史です。それは争いと合法的な略奪ではないですか。これは何処かの国にも似ていますが、歴史的にそんな国が、長く栄えた試しは有りません。今の政治制度は、いまだにそこから脱却できていません。歴史が証明する通り彼らの元々の遺伝子がそうさせている訳なので、脱却は無理なのです。ちなみに私にはそんな遺伝子は持ち合わせていません。

さて明治政府が誕生してやっと世界の波に少し乗れて来た所ですが、遅れは遅れです。文明の遅れは、相当なものです。西洋の科学技術は日本ではほとんど皆無です。万有引力を発見したニュートンから200年、日本には、その概念すら有りません。相対性理論を愛対性理論と受け取った人が居たと言う実話もあることからも分かります。学問に国境はないはずですが、江戸幕府はすべてを排除しました。では、先の大戦とは何だっただろうという疑問が生まれて来ます。私には一家心中ならぬ国民総心中としか写りません。これは何に対する敗北なのでしょう。これは、徳川300年を許して来た庶民の敗北そのものです。何も日本が資源がないからなどというのは単なる詭弁です。戦争の狙いは、急激な時代の変化に付いて行けない人間の大量処分としか思えません。自分の国だから美化するのはしょうがないとしても、人間の判断を狂わすものであっては行けません。

これが私の日本の歴史観です。また色んな見方読み方もあることでしょう。ここで終わりますが、私は年号は使いたく有りません。これからの時代がどうなるか知るための勉強ですから、過去の歴史の流れが分かればそれで良いのです。いい国作ろう鎌倉幕府より、いい国作ろう民主主義政治です。
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