ナラ枯れ問題 [雑学]

急がれる問題に、ナラ枯れが有ります。これは、病原菌やそれを運ぶカシノナガキクイムシの昆虫が原因とされていますが、前にも書きましたが、昆虫は木の守り神です。木が枯れるのは、別の原因です。そう太陽光の強さです。裸子植物は、僅かな光でも光合成が出来るとされています。光合成のページでも触れましたが、強い光は、逆に葉っぱを燃やしてしまうのです。間違い有りません。ナラの葉は去年我が家でも半分枯れたハナミズキの葉と似ており、イギリスのオークなどは、もっとしっかりした葉です。だから針葉樹はそれ程枯れないのです。それを知っている虫は、あっという間に駆けつけ、元の森に戻そうと、木を分解つまり伐採して新しい木を育てようとしているだけです。我が家のハナミズキは、蛾の様な蝶でしたが、葉に卵を産みつけ幼虫が、葉を食べ始めた時点で駆除したのですが、数日後夏の盛りに枯れてしまったのでした。ですから虫を駆除した処で、何の問題解決になりません。去年は熊が人里に多く現れました。これはドングリの実が少なくなった証拠です。被害は甚大なことが分かります。枯れてしまった木はしょうがないとして、木は冬雪が積もる頃馬を使って切り出すのが得策なのですが、今そんな仕事をする人は皆無です。この被害は世界規模です。特にイギリスは相当なダメージです。このままでは、炭素を貯蓄する地球のシステムが壊れ、いずれ人類にも被害が及びます。んっもう及んでいるか。これは世界の景気が悪いどころの問題ではないのですが、虫のせい何だから証がないだろうみたいな発想です。そうではないのです。こ・れ・はヒューマンエラーです。自然に対する不理解がもたらした、人為的ミスなのです。

オゾン層がどれくらい破壊されているかは計り知れませんが、オゾンは熱い所をいやがります、つまり拡散するエネルギーを貰ってしまうのです。ですから、熱くなればなるほど、穴が空き、紫外線が降り注ぐ結果に成ります。原因はこれです。科学技術が進み、何か自然でさえも征服したかの感が有りますが、実際は思い知らされただけです。お金持ちなら、材木なんか外国の安い材木を輸入した方がいいや、と考えるかもしれませんが、そこが大きな落とし穴です。安売り競争をしている内、森林の維持管理が出来なくなり、つまり日本の森林は、耕作放棄地みたいな物になって、安く売っている所は砂漠化に成るのです。この悪循環を作って来たのは何なのか。昆虫でさえ守っている自然のルールを人間はいとも簡単に破ったりもします。

日本人とは何か、良く愛国心とか言います。この言葉は実は非常に曖昧です。この言葉は、戦時によく使われ、今でも政治や左翼団体、暴力団引いてはオリンッピクのスポーツの祭典でも似た様に使われます。しかし、これは人間にだけしかない概念です。国土を守れないつまり森林、田畑、近海の魚資源も守れない者が日本人なのでしょうか。守れない人の方が偉いのでしょうか。今の現実を見ればそのようです。
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