避難生活 [雑学]

今、キラウエア火山を観察しているのですが、小康状態です。4月3日が、一つの山だと思っていたので、やっと山を超えたようです。余震は続いてはいますが、生活に影響の出る余震は無くなったみたいです。
さあここで立ち止まって考えてみましょう。今回の被害は東日本側の主な被害です。つまり勝ち組の被害です。つまり負け組は救済しようにもそれすらできません。私はがっくり来ました。宮城のお隣県山形は、いち早く行動に出るのかなと思ったのですが、知事同士が会ったのは、23日(水)の2週間近くも後の事です。
それ迄何をやって来たのでしょうか。岩手県は奥州市が有りますから、県単位の方が良いはずです。
今の行政の在り方、緊急時への対応への遅さ、これは政府に頼ったのでは遅すぎます。かといってどの県も財政が逼迫しているのも事実です。これを助長したのが、世界の経済学者と言われる人達です。私は、経済とは富の再分配だと思っています。つまりお金で物事を誘導するのではなく、有り余ったものを無いところに融通するシステムです。その考えであれば、この様な災害時でさえ融通し合えたはずなのですが、勝ち組、負け組のシステムでは、有る所には、もっと有る様にし、無い所には根絶やしに無い様にするシステムです。別な言い方をすれば、富める者は、もっと富み、貧しい者は増々貧しくなるシステムなのです。時の総理大臣誰でしたかね。もう人を不幸にする予算編成は止めようよ!


私でさえ、3月12日、避難場所としての疎開先を設けてもらうよう御願いしたのに、事は今やっと動き出しました。まあ、原発事故の問題も有って、対応が後手後手になったのも確かです。原発事故は最悪を想定しないと心配は付きません。諦めましょう(こらあ、諦めるな!)。学者がどうこう言おうが、事態は変わり有りません。結論から言うと、近海から魚が浮いて来たら、終わりです。

もう一度、新たな避難地域を求めて、首長さん達に御願いします。今回は太平洋岸の津波による被害が甚大でしたが、同じ東北でも日本海側は御蔭様で、被害はほとんど有りません。又こちらでは、減反や米価格の低下で、耕作放棄地なるものも存在します。地盤沈下したところなどは、復興どころか再生さえ覚束ないでしょう。
又海水をかぶった田畑などは、当分稲作はできないでしょうから、この耕作放棄地を無償で貸し出し、住める様にする事はできないでしょうか。
もちろんそれは、その人達の自己判断でしょうけれども、まるっきりゼロからスタートするよりかは、コスト的にも安く付くし、ライフラインもある程度整っています。なんとなれば、漁業もできます。

難しいのは分かります。しかし、身を寄せる人がいない人達には、過酷な試練が待ち受けます。解決策を今迄の様に、利益追従主義でやったのでは、間に合いません。競争原理はあてはまりませんし、市場原理主義も成り立ちません。被災者の人達も援助ばかりで、先が見えないのであれば、もう死んだも同然です。
私は、下手な気休めは言いたく有りません。もう避難生活は、限りなく限界に近いのです。

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