核爆発と水素爆発 [原子力]

wikipediaで水素爆発を調べているのですが、実に微妙な表現です。
水素分子と酸素分子の化学反応で起こる爆発ということでしょうか。
でもこの様な綺麗な反応であれば、燃焼を必ず伴います。

皆さん、ヒンデンブルク号の飛行船事故を思い出して下さい。
浮力に水素ガスを使ったがために、爆発炎上しながら落ちて行きました。
相当な燃え方でした。

2012.4.21 追記 後で調べたら、ヒンデンブルク号の火災は、水素ガスの炎上ではなく、機体を覆っていた布とその顔料のペイントが絶縁物質で静電気をため易く、しかも燃え易かった事と、その日の天候状態だとちょっとした火花でも燃えるような状態だった。と解明が載っていました。また、水素は通常燃焼するときは、色は無色透明だそうです。とは言え、事故の疑いはぬぐい去れないし、放射性物質が広範囲に飛び散った事には変わりは有りません。

ところが、福島第一原発1号基の爆発は、それとは打って変わっています。
最初一瞬ですが、ぴかっと光りますが、後は建物が飛んだ爆風と水蒸気が混じった色の煙だけです。
そんなに水素が発生して配管から出て来るのであれば、爆発の後もある程度炎上しなければなりません。まして、空気中であれば、炭素とも反応しますから、メタンガスをも作ります。
だからこの水素爆発と言う表現は、安全神話の時に作られた世間を騙す詭弁ではなかったかと思います。水素爆発ならまだ安心だと。

チェルノブイリの原発事故は、完全に核反応に依る核爆発です。
福島との違いは、圧力容器も格納容器も有していなかったと言う違いです。
なのでマトモに爆発して、炉心が見える状態だったから、目に見えて作業がし易かったのです。その代わり、何も知らされない軍人や作業員は多く死んでしまいましたが。

しかしです。チェルノブイリの爆発の後と、福島3号機の爆発の後の建物の形状は、まるでそっくりです。
アメリカの報道では、すでにあれは核爆発という報道が流れており、私はそちらを信用しています。youtubuなどの映像を見る限りでも、広島の原爆の映像と似ています。
都心の方向からキノコ雲の映像を撮った人がいましたので、間違いないでしょう。

ここでもチェルノブイリとの違いは、圧力容器や格納容器が邪魔をして、廃炉が難しいということです。

何故日本の報道は、まだ水素爆発という表現を使っているのか分かりません。
中にはチェリノブイリの事故も水素爆発が起きた。とか言っているサイトも有りました。

問題なのは、まき散らされた放射線量であり気休めでない正しい方向性を示す事なのではないでしょうか。事実は言葉では覆す事は出来ません。権力やお金でも変えることはできません。結果は、何十年後はっきりします。その時、生き証人が何人生き残っているかは、定かでは有りませんが、責任の所在は何処にも無くなっているでしょう。

追加:上文で水素分子と使いましたが、水素分子は無いと、未だに思っています。
それは化学式上の略式の産物と思っています。また、この手の領域は、神々の領域で、一般の学歴上がりの秀才が踏み込める領域ではなかったと思っています。

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