イオウの性質 [生命化学]

硫黄については、周期表から見れば酸素と同じ族ですから、性質としては人間に対し悪さはしないように思えるのですが、イオウ臭とか体に悪いイメージが有ります。この臭いの原因は硫化水素(H₂S)で、他には、孵卵臭とか有りますが、ここでもまた、卵の成分には含まれない事になっています。また、硫化水素は、有害ガスとされています。硫黄の化学反応式は、よく調べると、酸素と置き換えれば殆ど成り立ちます。と言う事は、燃焼しそうですが、一周期違うと、そのような反応が鈍くなるごとを考えると、火山噴火で出る火山性ガスもさることながら、溶岩等に多く含まれそうです。
では、臭いは何処から来るのでしょう。H₂O, O₂, CO₂ は、臭いはしません。自然と体内に取り込んだり、排出しています。ところが、H₂S, S₂, CS₂ は、臭いで取り込むのを防いでいます。ここは単なるトリックで済ませましょう。人間の臭覚には、気体を選り分ける判別機能があって、鍵穴が会わない時、異物と判断された時、取り込まないよう機能する。それを臭覚と言う、とすれば、一種錯覚が無くなります。
では何故硫黄は人間に取って、害が有ると言えるのでしょう。これは意外と難しい問題です。バリウム検査で使われるバリウムとは、硫酸バリウムが主です。化学式では、BaSO₄ です。イオウが含まれていますが、検査が原因で事故が発生したとは聞きません。また、バリウムは、単体では放射性物質であり、騒がれているセシウムより重い物質です。セシウムはヨウ素と結合すれば、人が取り込んでも排出できます。同様に硫化バリウムも排出します。バリウムは同位体が沢山有るので、今のところ何とも言えませんが、しかし、どちらも、安全とは言えない物質である事に変わりは有りません。検査は、たまにだから、何とか凌いでいますが、健全な人間には、不健全な処作だと思います。

と言う事は、イオウはどちらかと言うと、毒素を排出する機能も有ると言うことではないでしょうか。つまり、多少は取り込んでおいた方が、健康にはいつか役に立つと。これなら、ニワトリがイオウ分を含んだ食べ物を食べても大丈夫で、卵に含まれていても不思議では有りません。問題は気体として肺から取り込んだ場合です。これを酸素と区別できない肺は、間違って血液を通して体中を通します。酸素より重いイオウは、心臓の負担となり、やがて支障をきたすと。

私の結論としては、死に至らしめる細菌の原因物質は、原子レベルでケイ素となりました。食べ物の場合よく火を通すこととされますが、逆から考えれば、ケイ素が活動できる空間を無くす、又はあらかじめ、他の化合物と結合させておけば、大丈夫だと言えます。私は、生肉を食べた事が無いので、今迄、そんな注意が必要だったとは、考えた事も有りませんでした。

今日もニュースで言っていた気がしますが、牛乳はどうでしょうか。これには、過去にひどい目にあった事が有り、紙パックごと飲んでしまったので、さあ大変。
しばらくして腹痛となり、息が出来ない程で、天上が回り出しました。何が起こったのか分からず、救急車を呼んでしまったのですが、吐いたら収まりました。当然吐いた中身は牛乳でした。牛乳の場合、滅菌処理はされているとは思いますが、どんな場合でも、完全なる行為は無いと思いますので、運が悪けりゃ、そんなもんと、自覚するしか有りません。でなければ、食べる物が無くなります。

では、野菜類はどうでしょうか。これは、ある程度見た目で判断できるのだと思います。光合成には必ず水が必要です。なので、出荷された野菜がまだ活動しているのであれば、水が無いので変色します。通常、口にするのは、変色していない物で、その状態であれば、悪玉菌に未だ変化していなく、体に入ってしまえば、活動が出来ませんので、安全と言うことになります。

では、魚の刺身は大丈夫なのでしょうか。
常識として、刺身は鮮度が命です。その日捌いた物であれば、当然大丈夫だろうし、食べ慣れている日本人なら、味覚で判断できるのではないでしょうか。まあ、そこは、その手のプロの意見の方が優と思います。

ざっと、意見を述べて来ましたが、これから夏場注意したいものです。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

細菌のO157カラスの能力 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。