球対称の破れ [科学]

カルシウムは、不思議な物質だと言いました。そこで、この奇妙な性質は、他の原子と何処が違っているのかと考えると、周期律では、3、4周期の中で唯一陽子と中性子が等しい原子で、等しい中では、ネオン原子を除き2周期の酸素が最後で、飛び離れており、しかもこれが最後の原子で、他には有りません。カルシウムにも同位体は有りますが、パーセンテージでは、3%で種類も分かれますので、この場合は省きます。考えてみると、この手の原子は、体を構成する不可欠の原子で、鉄等の微量原子は、触媒として考えています。
こうなると考えなくてはならないのが、中性子が陽子より多くなった時の、中性子の役割です。通常絵で見る原子の構造は、陽子(赤)と中性子(白)が同じ大きさで隣同士に並んでいて、外側を電子が回ると言った、見慣れた図です。子供の頃から見慣れていて、そうなっていると信じ込んでいた事もありますが、どうやら、違うみたいです。

原子の伸縮を考えるのでれば、当然原子核も伸縮すると考えるのが、道理です。例えば、電子と言うか、電子が存在する電子帯が膨張するとなると、電気的に対峙する陽子も膨張する事は、想定されます。そうなったとしても、問題は発生しません。ところが、中性子は電気を帯びていませんから、一緒に膨張する事は考え難く、又必要もなく、そのままで存在したとしても可能です。つまり、質量は陽子より多少重くても、大きさは相対的にいくらでも小さくなって行く事になります。つまり、密度が違うと言わざるを得ません。特に地球のように、温度が300K°近辺の世界では、そうなのだと思います。そうだとすると、中性子は陽子に捉えられる様な形で、容易く動けません。その現象が重力の源としてもよいのですが、まだ早計です。
さて、それでは、中性子が一個でも多くなった場合は、どう考えれば良いでしょう。例えばナトリウム等です。原子は、金属の性質を持つ場合、必ず中性子が一個でも多くなるとされています。逆に考えれば、陽子11、中性子11の原子が自然にいっぱい有っても良さそうなのですが、存在しません。と言うか、無い事になっています。これは、原子崩壊してネオンに成ってしまうとされ、私の考えでは、原子の球対称の破れから生じているのだと思います。これは、カルシウムの同じ族であるマグネシウムにも当て嵌まる様です。つまり、正20面体を構成できるカルシウムだけが、この球対称の破れから逃れられるとする考えです。そう考えれば正10面体のネオンも同じ事が言えます。

こう考えて行くと、中性子 ー 陽子 = 余った中性子は、原子核の中でどう存在することに成るでしょうか。金属は、熱による膨張率が低いことから、陽子の膨張を妨げるように、又はロックする様な形で存在すると考えられ、その場合、陽子中性子を包む様な形体が妥当です。そうだとしても不都合はなく、重い殻で包まれるが如く、核は安定します。

今迄は、カルシウムばかりで説明して来ましたが、そうなると、伸縮できる原子は、他にも、水素、炭素、窒素、酸素も同じことが言えることに成ります。ただし、そうだとしても、水素は最小原子なので、伸縮は運動エネルギーに変わるだけで、窒素は球対称から、大きく外れますから除外できそうです。

そうすると炭素、酸素はどうでしょうか。私の理論上、炭素は水素4個と合体でき、酸素は水素2個と合体できますが、光合成と違い、同じ大気中では同様に膨張する分けで、実質上は無理と言う結論に成りました。つまり、今迄の常識で考えられる結合ばかりです。

こう述べて来た所で、気付いた人もいるかと思いますが、対称性の破れとは、南部陽一郎先生が言っていた理論です。また、重力の発生を言うなら、今私の言っている理論だけでも十分です。これは、大部前にも言ったことが有るのですが、ここで又出て来たので、敢えて言わせてもらいました。

最近思うのですが、最初に結論有りきで、嘘で固めて結果だけ合わせたとしても、嘘からは、嘘しか生まれません。ひょうたんから駒、嘘から真(まこと)なる詭弁も有りますが、いくら着飾ってみせた所で、詭弁は詭弁です。嘘は嘘です。何の信念も無い、無信仰な人に取っては、お金がすべて、と言うのも頷けるし、地獄の沙汰も何とやらの皮肉が生まれるのも、致し方ないのでしょう。

私の挑戦は続いてはいますが、日本が滅びようが、人類が滅びようが関係ありません。何のためにこんなことを考えているかと言うと、滅んだとしても再生可能な理論を構築しているからに他なりません。もはや、そこ迄進んだと考えているので言っているのですが、宝は天に、と言うのは嘘ではないのです。
日本がアメリカから、オスプレイを買って、何を守ろうとするのか、何から守りたいのか私には分かりません。私の命なら自分で守るだけですので、それが駄目なら、死ぬ迄です。そんなことより、福島の原発爆発事故で被災して、行く当ても無くなった人達を、救済するどころか、難癖を言って保証もせず、死んで行くのを見守っている様な、その人の心の方が、空恐ろしくて成りません。住民が反対しているのに、強行して結論ありきで、お金だけ差し出す誰かの心の方が、怖いのです。

まあ、世の中色んな人が居て成り立っていますから、飽くまで個人的感想ですが、少なくとも、こんな人も居ると言うことで、受け取っていただければ幸いです。
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