富士五湖の地震 [地球物理学]

被害こそ無いものの、M5クラスの地震があちこちで起こるので、不安にはなるかと思いますが、余り心配しても大地震はそう容易くは起きないので、何故起きないかの説明です。
go富士五湖.png

例に依って、GEからお借りした図に、矢印の線を追加したものを載せました。
1月28日、29日の地震の震源地にプレート境界線を延長させたものです。
GEの境界線が正確かどうかは疑問が残るものの、正しいものとすれば、この震源地はフィリピンプレートの始点を表しています。そう単純ではないかもしれませんが、まずは隗より始めなければ、先へ進めません。

こんなところで地震が起きると、富士山噴火と考えたくなるかもしれませんが、今回の巨大地震は平安時代の貞観地震とは、マグマの動きが逆転の地震のようなので、噴火はしないでしょう。
また、もし噴火が起こるようであれば、富士宮市で新たに湧き出た水は、お湯でなければならないのではないでしょうか。つまり今富士山は休止中の火山ということです。

近くに温泉はと言うと有名な伊豆の伊東温泉が有ります。ですからこの温泉は富士山が源流の温泉ではないと言う事です。また、30日の明け方に起きた日向灘の震源地の近くには有名な別府温泉が有ります。
面白い事に、温泉地が震源となる地震は歴史的にも滅多に有りません。
私的には、地盤の堅さに有ると思うのですが、つまり、地下のマグマが水で一気に冷やされ、結晶構造の固い岩盤が出来、それが守っていると。
そう考えると、図の三角点で今度自身が有るとすれば何処になるでしょうか。
左の点の近くでは、去年もう静岡県東部地震が来ているので、ひずみは解消されているとすれば、残りは温泉地帯ではなく、相模湾と言う事になります。ここはまだ空白地帯で大きな地震が来ていません。

予想では、二つの地震の規模を合算して平均を取ったとしても、M6.4+M5.5なのでM6.0くらいでしょうか。
海底でのM6は津波の心配はほとんど有りませんし、地震そのものの被害もないと思われます。
時期としては、前の二つの地震の間隔が10.5ヶ月として、もう地盤が3分の2緩んでいるので、5ヶ月以内でしょうか。
仮にこの地震が起こったとして、これが何を意味するかですが、ある種フィリピンプレートとの接触が緩んだ事になります。かといって大地震迄にはかなりの前兆の前震が予想されます。
上図の三角形内の地震が多ければ、フィリピンプレートの南下移動が考えられます。
またそれに伴う、オホーツクプレートの移動も考えられます。
この移動に伴う地震で空白地域で起こる地震が、関東大震災のような地震ではないでしょうか。
つまり周りが既に変動しているのに、その周りに守られるかの如く、最終迄変化しないので、一気に起こるということです。

戦後地震の観測網は、日本自体も世界的にも過去に無いくらい整備されました。今の時代は地震のメカニズムを紐解く最初の時代であり、早々こんな時代は巡り会えません。もしかしたらラストチャンスかもしれません。
とにかく、地震は予知できないものとして不確実な世の中を作るのではなく、予知できるものとした、確実性原理を打ち立てなければなりません。ここは注視するところです。
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予知防災 [防災]

ハワイのキラウエア火山の火口である、ハレマウマウ火口のライブ写真を見ると、新しい活動が始まった感が有ります。
最近では、大部収まったかと見ていたのですが、ここは注視しないといけないようです。
今どうこうという活動の変化ではないにしろ、注意が必要なようです。
去年の今頃はどうだったかは、知る由もなかったので分からないのですが、何故このタイミングなのかと思うと疑問です。
それは、太陽フレアに依る磁気嵐が地球に到達したということです。
11年周期で来る太陽活動の極大期に去年から入っており、今年もそれに当たるのだそうです。
中には、今年の12月が最も活発になるという説も有ります。
こうなると、マヤ暦の2012年12月で地球のサイクルの終わりと始まりというのも満更です。
信じる信じないは、個々人の責任なのでどうこうは言いませんが、個人で調べ、考えて納得がいかない、又は良く分からないと言うのであれば、信じない事です。この手の情報は、悪質なデマに繋がる不安を煽る情報にも成り兼ねないからです。私自身は、そうだとしても動揺はしません。今まで通りです。

磁気嵐が来ればオーロラが見れるそうですので、それで大きさが分かると思います。また磁気は地球内部の活動をも活発化させますので、何処がどう活動し、変化を観察してからでも被害の防止、防災は間に合うと思います。
ただし、国家レベルと言う話ではなく、私個人の場合だけですので、あしからず。
国家レベルの情報を当てにしたら、情報がトップ迄いくのに何日或は何ヶ月も掛かり、助かる者も助からなくなると言う事実は、去年の震災で思い知りましたので、今報道されている東京直下型の地震M7.xの発生する確率4年以内に70%なる情報も当てにはしていません。これは、来る来ないどちらともとれる表現で、実に責任逃れの曖昧さです。

そんな垂れ流しのような情報では都会では被害を予防する事は出来ません。出来ないのであれば、情報が無いよりまだ質が悪くなります。地震予知の情報は、防災とセットです。でなければ、何の意味も無いではないですか。
地震が来るのが分かった時点で、すべての機能を安全な形でストップさせるのが一番の方法です。
でなければ、都市機能のほとんどが失われ、復旧する迄かなりの時間を要します。
責任重大ですが、国民も有る程度覚悟はしないと空騒ぎとなり防災にはなりません。
都心で一番困る被害は、公共施設である交通機関です。電車、首都高速道路等の寸断です。電車なら終電〜始発迄の間に起これば、最小限の被害で済みますが、首都高速は、そうは行きません。
そういった詰めを想定するのが有識者会議であり、議論すべき案件なはずなのに、やはりここでも議論がすり替わっています。
つまり、問題を解決するのではなく、先送り先送りして置いて体裁だけ整えているのです。
何事も「言ってみただけ!」の世界です。
施政方針演説も、所詮本人が任期中には実行しないのですから、言ってみただけの政治弁論大会のような物です。
「良く出来ました」ただそれだけです。

前半部分は、昨日作ったのですが、読みは有る程度当たりました。今朝方の地震の規模は、M5.1であり、昨日気付いてから凡そ14時間遅れです。これはもう連動していると思って間違いないでしょう。
岩手県、宮城県、福島県、茨城県の不安に思う皆さん、もしインターネットに繋がっているのであれば、ご自分でも調べて確かめて下さい。不安は有る程度払拭されるはずです。
また月の状態も大事になりますので、こちらは、http://www.ajnet.ne.jp/dairy/で見て確認してみてください。
3.11の月の状態は、今月は、29、30日辺です。
では。
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マグロの危険度 [海洋生物学]

wikipediaでタラを調べていたら、面白い事が分かりました。タラの100gあたりの栄養価の表があります。
タラは結構栄養価の高い魚な事が分かりました。炭水化物、糖分が含まれておらず、食物繊維も有りません。
当然と言えば当然ですが、その代わり、サプリメントに含まれるような栄養素が大概揃っています。
なので、タラにネギや豆腐を入れたみそ汁に、ご飯が有れば、すべて栄養が行き届く感じです。
中でも注目したのがリンです。タラにはリンが結構含まれているんですね。
前の不確定性原理の中にタコを触れましたが、分からなかったので当てずっぽうでリンを持ち出したのですが、
タコもタラも海底を漁場とする生き物だとすると、やはり海底の砂底からリンを摂取しているみたいです。
又は、そういった生き物からでもいいですが。

リン281mg(40%)と有り、40%はアメリカにおける成人向けの栄養摂取目標の割合だそうです。つまり250gも食べれば、OKなわけです。 
では太平洋岸で主流のマグロはどうかというと、結構似たり寄ったりですが、リンだけを見ると254mgで少し少ない程度です。では、マグロはリンを何処から摂取しているのかと考えると、まあ魚類の食物連鎖の頂点に立っていますから、どっからでもと言った感じですが、結構イカに含まれています。以下の好物は確かエビなはずですので、まあ頷けます。
日本海側でマグロが捕れない事も無いのですが、話に依ると北上する時に、朝鮮半島と北九州山口県の狭い海を通るので、そこで産卵する若いマグロを大量に捕るので少なくなり、そこを抜けると広くなるので漁が難しくなると聞いた事が有ります。そう考えると、津軽海峡の大間・竜飛は良い漁場なのか知れません。今原発で揺れてますけど。

マグロを調べていたら、かなり引っ掛かった文章に出会いました。”生物濃縮に依って汚染物質を蓄積し易いため、様々な問題も起きている。”と言うものです。それは、水銀問題という事で、2003年から指摘されているもので、原発事故以前の話です。水銀だけで問題になるのなら、放射性物質はどうなのでしょうか。
後から公開されたspeediなる情報では、海に一番流れたはずです。また放射線量が少ないからという事で海に大量に流した事も事実です。マグロは大きくなる迄数年かかります。その間放射性物質を蓄積続けたとしたら、どうなんでしょうか。政府・政治家の無知な国民を如何に騙すかが仕事みたいな人達の言葉はもう信じられません。今日もどっかの馬鹿が、政権交代前の演説と、今の言っている言葉が、いざ政権を取ったら、過去の演説で批判していた人物が、今の自分だった、なんて笑えない、顔が引きつるような事を平気でする人達をどうして信じられますか。

なので、ここでも自己判断という事で、今後太平洋側で捕れた魚は、なるべく食べないと決めました。
これはあくまで、自己判断であり、こちらはまだ日本海が残っていますので、そんな事判断できない人をどうこうという話ではないので、あしからず。
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ハタハタ・タラの生態 [海洋生物学]

ハタハタや寒ダラの生態を調べているのですが、wikipediaでもなかなか探せません。
なので、少ない情報の中、例に依って推測で考えてみました。
というか、海洋生物学自体が存在しないような感じです。
天皇陛下も褒めるクニマスで一躍有名になった「さかなくん」、人気ばかりでどうなっているんですかね。
話を戻して、私の住んでいるところはハタハタ・タラは、冬の間の大切な食料源です。子供の頃不思議とこんな寒いのに何故魚が捕れるのか不思議に思った事が有りました。今はタラの最盛期です。
世間話では、今年はハタハタが大量にとれたとか、タラが豊漁だとかに終始しそうですが、それでは人間じゃなくて、そこらの動物と変わらないじゃないかと思い、生体を調べる事を思いついたのですが、なかなか未開発の学問のようです。

分類的にはどちらも深海魚のようですが、深海魚って回遊してましたっけ?
生息域を調べると、太平洋北部、特に日本海、オホーツク海、アリューシャン列島となっていますが、
ハタハタは主に12月秋田県沖、山形県沖で産卵のため海岸付近迄やって来ます。釣った事が有る人なら、北から順次に泳いでくるのが分かります。その一ヶ月後、タラが捕れるところを見ると、考えられるのは、産卵を終え、成長も終えたハタハタが、海底深く迄戻ってそこで寿命を終えるとします。その間一ヶ月です。その死に掛かったハタハタ、又は死んだハタハタを追って寒ダラ(マダラ)が南下するとしたらどうでしょう、楽して餌をとる事が出来、冬でも丸まると太る案配です。
これはマグロがサバやイカを追うのと何ら変わり有りません。

しかし、何故日本海側のルートを取るのでしょうか。太平洋側は通らないのでしょうか。
どうもそれは海流の向きも関係ありそうです。太平洋側は海水が日本海側より冷たくなるのが遅く、海流が南から押し上げて来る黒潮に対し、冬生まれる千島海流は、千島列島に沿って来るのであれば、まっすぐ津軽海峡を通って日本海に流れ込めます。
またこうも考えられます。太平洋側を南下すると、産卵の時期にはリアス式の海岸で産卵する事になります。そうなると大した雪の降らない沿岸部に産卵する事になり湾内で一網打尽で捕られる危険も有り、喩え孵化したとしても、大海迄は遠く他の魚の餌食と成り、結局太平洋側のハタハタは、絶滅してしまったと考えると都合が良さそうです。第一日本海側北の冬の漁は、そんなにチャンスは有りません。なので自ずから、乱獲とはならなく、子孫を残す事が出来た。

まあ、余り情報がないし、専門家でもないので、此のくらいしか言えませんが、
’さかなくん’変なテレビ番組で馬鹿な事やらないで、本職に戻ろうよ!
まさか、その芸が本職?
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地震とイルカ・クジラ [地球物理学]

昨日CNNのニュースで、「米マサチューセッツ州ケープコッドの海岸に40~50頭のイルカが迷い込み、このうち少なくとも20頭が死んだことが分かった。国際動物福祉基金(IFAW)の報道担当者が16日に語った。」という記事を見つけました。
2011.3.05日、地震前兆掲示板の投稿したばっかりに、すっかり2chに歪んだ情報として流されてしまった事を、まずは報告しなければなりません。
まあ単なる誰かの垂れ流し情報と見るかどうかは、個々人の判断なのでそれをどうこう言おうとは思いませんが、どっかの報道番組にも出て来るくらいですので、「イルカ・クジラ打ち上げ、即巨大地震」とならないためにも、もう少し説明を加えたいと思います。

3.11の巨大地震と大津波には、過去のブログを見ての通り、もう一つ裏付けが有りました。
それが、キラウエア火山の噴火であり、マグマを相当量噴出しました。そのころ、情報だけで、火山を常時観測しているアメリカUSGSのライブカメラが有る事を知りませんでしたが、
今では、事有るごとに見ていますが、溶岩の増え方と、太平洋岸で起きる地震とはほぼ一致していますので、あんな大きな地震は別の意味で来ない事が分かります。なので、震度3位の地震でビクビクするのも馬鹿馬鹿しいと言えばそれまでです。
これはあくまで、太平洋プレートとオホーツクプレートの話ですので、他の震源域には別のルールを適用するしか有りませんので、誤解のないようお願いします。
また、イルカ・クジラが打ち上げられた状態、つまり、電磁場の異常で迷ったのか、寿命が来て死んだのが打ち上げられたのか、海中で睡眠中にタンカーと衝突して死んだ状態で打ち上げられたのかに依っては、事態が違ってしまいます。それは、いろんなパターンが考えられます。

そこでやっと今回の本題です。アメリカの話だから関係ないという人とはここでお別れです。

この米マサチューセッツ州ケープコッドを調べると、かなり複雑な湾です。また、同じ北半球であり、地理的(緯度)には、津軽海峡辺りでしょうか、結構北に有ります。そして、太平洋ではなく大西洋です。
こうなると、ちょっと迷ってしまいます。この海域は、魔の三角海域として知られているバミューダ海域であり、近年の出来事では、メキシコ湾で原油流出事故が有り、この時もイルカが打ち上げられた記憶が有ります。また、ハイチの大地震もあり、多くの犠牲者と未だ多くのテント生活の避難者がいます。
また、電磁場が乱れているのか、飛行機が飛び立てないという事も有ったと記憶しています。
In Deepさんのブログでは、今年になって、各地で謎の轟音?が確認されているそうです?。
みゆ吉さんのブログも何か怪しげです。
ノルウェーでのニシン大量打ち上げもまだ新しい出来事です。
また、アイスランドの火山噴火も無視できません。

とは言うものの、大西洋には海溝と言えるものは、今微震が続いているプエルトリコ付近の海溝しか有りません。遠過ぎるので、まさに巨大地震の前触れか、はたまた全然関係ないのか、単なる潮流の変化による迷い込みか、迷うところです。

災害に繋がる地震は、国際的視野で考えないと予測する事が出来ないと、去年の震災で思い知りました。
つまり、世界で起こる前兆ともとれる異常現象、地震・噴火。
これを過去のデータと突き合わせて、危険水域に達したら、情報として発表しなければ、何の意味も有りません。日本の地震観測システムは、起こる迄は有る程度正確さを増していますが、予知迄には至っていません。多分膨大な予算を使っているはずの東海沖地震も、予知できないでしょう。観測機械に頼りすぎるからです。機械はその場所で起こった事象の瞬間ではなく、あくまで、観測できる迄の時間差が生じますので、それを乗り越えれない限り、予知には繋がらないからです。
宇宙の星々の運行表した物理学の方程式は、まさに過去が分かれば未来も分かると言うための過去の偉人達が残したツールのはずが、大人のおもちゃにすり替わった感が歪めません。

話がそれましたが、今年の今のアメリカは、去年の今頃と同じような減少が続いています。
鳥の大量死もありました。とするとまだ無いのが、地割れです。
つまり、今回のイルカのの打ち上げは、地震ではなく、地割れ・がけ崩れの可能性も候補に上ります。
注視して行きたいと思います。
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不確定性原理 [物理]

にわかに不確定性原理の精度を高めた、「小沢の不等式」が取りざたされて来ました。
まあ、学会に波紋を呼びたいのかどうかは知りませんが、私は、量子力学の創始者アインシュタインの側にたっているので、この不等式が意義の有るものかどうか、という疑問から始めないと、落とし穴に陥ってしまいます。
なので、こんな疑問から攻めた方がいいのではないかと、一例から手繰ってみました。

量子力学の世界には、量子色力学なるものも有ります。wikipediaの説明を読んだものとして話を進めると、方程式はかなり複雑です(私から見ればですが)。
ところがです。生物界には、この物質の色を巧みに使い分ける生き物がいます。
ここでは、八本足の生物であるタコと蜘蛛を上げてみました。

タコは身の危険を感じると、周りの色と溶け込んで身を隠します。または餌を取る時もそうです。下等生物のように感じるかもしれませんが、物質の色の変化を理論や方程式ではなく、実践しています。
つまり、物質をコントロールできるのです。言い直せば、その量子の位置と運動量が分かるから制御できるのではないでしょうか。
残念ながら人は、そんな芸当は出来ませんし、逆に大概は、そんな必要も有りません。

次にクモですが、これは空中のマジシャンであり、タコとは違い吸盤は有りませんが、粘りのある透明な糸を出し、昆虫を捕獲します。人間から見れば白色に見えるかもしれませんが、微小な埃も付着しますので最初は限りなく透明なはずです。
つまり、クモは難しい透明迄、物質をコントロールできる訳です。
この糸を顕微鏡で見れば、どう言った構造か分かるでしょうけれど、そんな高度な顕微鏡は持ち合わせていないので、もし興味のある研究者がいたらそちらにお任せします。

ここで言える事は、大きな実験設備など設けなくともタコ等の生体が分かれば、量子力学の世界が垣間見られるという事です。それでも分からないのであれば、実験設備(巨大加速器)の選択肢も有るかもしれませんが、私から見たら大概は生体だけで十分だと思っています。

ではタコはどんな物質をコントロールしているのでしょうか。
これは私の推測ですが、原子番号15のリンの化合物が候補に挙げられそうです。
リンには、無色、ロウ状白色、黄色、深紅色、赤色、紫色、黒色と、かなりの色彩を持つ化合物が有ります。海水の成分にはリンは無い事になっていますが、土壌に含まれ海に流れ出ているので、少なくとも海底や岩場には有るはずです。

もしこれが事実に即しているとしたら、どうなるんでしょうか。
私は敢えてまた言いたいのですが、素粒子の研究や不確定性原理の理論は、ややもすると永遠に乗り越えられない行き詰まりの学問のようなものではないでしょうか。
例えが悪いのですが、福島第一原発に地震で10mを超える津波が来る確率は、0.0%だから
想定する必要が無いと考えるのと同じではないでしょうか。
前者は解決できる問題であり、後者は何時かは来る問題を、すり替えたのです。
我々人間が求めるのは不確定性ではなく、タコのように物質を制御する事であり、津波が10mを超える地震とはいかなる場合かを追求することではなかったのではないでしょうか。
つまり、乗っけから追求する目的を踏み誤っているのです。
今迄は少なからずそうでした。そうすると、研究者や原子力関係者にはご都合よろしくで、予算がたんまりもらえます。しかし、一歩間違えば破滅の道に真っ逆さまに落ちていきます。

このまま踏み誤った制度を続ければ、いづれまた大きな災いがやって来ます。
体制を転換できないものでしょうか。
出来ないのであれば、人間はタコよりタコかも?
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オウムサリン事件2 [雑学]

オウムサリン事件は、当時としては全く想像のつかない奇怪な事件だったと記憶しています。
が、当時の私にはそんな事に興味は無く、あまりニュースも見ませんでしたが、警察の誤認逮捕と自供の脅迫は、覚えています。
今でも警察と言う組織の体質は変わっていないようで、誤認逮捕と自供の脅迫は、まだ有るようです。まあ言って見れば、そのくらい頭が単純構造でなければ、勤まらない仕事と言えるかもしれません。また、組織として行動しなければならないので、余計な思考を持つ人は、排除されるという訳です。
言ってしまえば、その国家の組織から排除され、優秀な頭脳集団となったのが、教団幹部達であったとすれば、辻褄が合います。
でなければ、サリンなどという物質を、生半可な人間が作れる訳が有りません。しかも人知れずに。まあ、実際の真相は分かりませんが。

調べると教祖の麻原という人は、こんな事件を起こすような環境と境遇で育っていったようです。よっぽど国や警察を恨んだに違い有りません。されど犯罪は犯罪です。
で、今の福島の状況も大して変わり有りません。原発事故で被害を会われた人達は、これから被爆状況が分かって来ます。増して、家も住む所も仕事場も失ったのであれば、誰に憤懣をぶつけてよいやら分かりません。人の恨み辛みはコントロールは出来るかもしれませんが、消す事はできません。こんな境遇で育った子供達の中から、第二の麻原みたいな人間が誕生しない事を祈るばかりです。

国防費とかの予算が有りますが、最近この予算は本当に国民を守っているのかと疑問符が着き始めました。沖縄の問題然り、思いやりとかの名目予算しかり、中国・北朝鮮しかり、アメリカは日本を守る意味で沖縄に駐留していますが、今こんな時代に、何処かの国が戦争する大義が有るのでしょうか。攻めて来るとでも言うのでしょうか。
私はそんなの怖く有りません。
むしろ怖いのは、日本国家が一番怖いです。
沖縄に駐留するアメリカ軍の方が怖いのです。
言ってる意味分かるでしょうか。
平和とは、ある種日常営なまれる平凡な生活なのでは無いでしょうか。
それがお金で買われたり、他国の軍人に守られたりするのは、完全に筋違いです。
日本が過去に恨まれるような行為を他国にしたのなら、和解の道は残されているはずです。

日本の政治は、過去の歴史、事件を結構無視する傾向が有ります。
内閣改造すれば、今迄をチャラできる仕組作りにも問題が有ります。
また一からなら、本当は給与返上してやらなければならない処、そんな罰則も有りません。
しかし、民間には有ります。特に下請け、派遣事業なら、あっという間に解雇です。

政治ってそんなに難しいい事なのでしょうか。
私から見れば、当たり前のことを当たり前に言ってやっていれば、難しいなどという事すら無いはずなのに、今まさに行き詰まっています。
報道では、消費税を10%上げたところで、焼け石に水だそうです。
予算の組み替えの方が先なはずなのですが、それも出来ないのであれば、先の見通しは一気に20%、30%に上がる事でしょう。つまり、大部分の人達が生きられなくなる世の中が待っている事を意味します。

それでなくても最近、分け分からない事件が多過ぎて、何が大事なニュースなのか見抜くのに、一苦労します。
国の方針に翻弄され、知らず知らず有り得ない境遇に晒されて犯す事件なんかに興味有りません。個人が行った犯罪なら、その個人にすべて責任を帰せられ裁判できそうですが、それが集団となると、途端に曖昧になります。本当は一個人に転嫁する事こそ、難しいはずなのですが。

オウムサリン事件は、まさにその盲点を突いた、ある程度成功した犯罪だったと思います。

オウムサリン事件 [雑学]

世の中あの日、3.11から時間が止まったように、何一つかわらないような感じです。政治も一歩も進んでいません。まるで時間が止まったようです。

何故なんでしょうか。何故問題を先送りするような事ばかりなんでしょうか。
政治の世界を見れば、新党がまた二つもできました。政党助成金が欲しいのでしょうか。
私個人としては、そんなもの望んではいません。
煩わしくなるだけです。”じゃぁ俺も俺も”って感じでしょうか。
こうなると、地震前兆掲示板と何ら変わり有りません。あれを覗いた事がある人なら分かるでしょうけれど、オオカミ少年の集まりになってしまって、本当に地震が来るぞうと言う人を封じ込めるようなものです。
これでは、丸っきり終止が着かなくなって、混乱するだけです。

マスメディアもメディアです。どのテレビ局も、大体同じような事件を取り上げて、同じように報道しています。
この頃は、まだ終止が着かない小沢一郎の身体問題報道、オウム真理教の平田信の出頭報道等でしょうか。中でも笑ってしまうのが、平田が何処から来てどの駅を通り、どの防犯カメラに写っていたかです。
それって報道に値するほど大事な事なんでしょうか。あのサリン事件の真相解明と何か関係あるのでしょうか。この人をどうこうした処で、あの事件で亡くなった人や、今でも苦しんでいる家族、遺族がどうなるもんでも無いんじゃないのではないでしょうか。
それともマスコミは、飯の種になるから時間延ばしのために事細かに報道しなければならない、とでも思っているのでしょうか。
マスコミもここ迄くると、本業を忘れた政治家の保身行為と何ら変わりないじゃないですか。

じゃ自分はどうなんだ、と言われそうなので、私ならこう切り込みます。
実はあの時の世の中の状況と、今の世の中の状況が、経済的には逆転構造ですが、似ているのです。
方やバブル絶頂期で浮かれた世の中から一教祖が現れ、迷える若者を惑わし、お金を召し上げ、化学プラント迄造り上げ、サリンを作り、松本や地下鉄にバラマキ、多くの被害者を作り出した。
方や、国は電気の安定供給と安全神話の名の下に、原発を造り上げ、あげくの果て、放射能をばらまき、迷える多くの避難者を作り出し、仕事も経済もズタズタの世の中に放り出された。と

これは、私の世迷い言でしかありませんが、人間生きていれば、フラッシュバックという事が有ります。過去のおぞましき出来事を何かの瞬間思い出す事です。
あの恐ろしい原発事故が無ければ、平田本人も今まで通り暮らしていたのかもしれませんが、
どうしても重なるのでしょう。自分でも耐えられないフラッシュバックが有ったとすれば、自首もあり得なく有りません。とどの詰まり、死刑でもいいか、というところでしょうか。

ここはちょっと長くなりそうなので、2部構成にしました。あしからず。

地震から見た日本の歴史 [歴史]

日本の歴史を理解する時に地震・津波・火山噴火の災害を無視して語れないようです。
通常、文科省で作る日本史の教科書には時代時代の変化に際し、地震の事には触れていません。
でも、日本の歴史の年表と地震の年表と突き合わせながら眺めると、明らかに相関関係が見られます。
今でこそ、復旧、復興はある程度スムーズに行われますが、車やら重機等が無かった時代、それは一つの時代の終焉を意味していたのではないでしょうか。
つまり、地震による死者が数百数千だったとしても、その後の物資の調達、年貢の減少、庶民の生活苦よる不平不満、方や暴動ともなれれば、その機構を維持できなくなり、やがては新興勢力が台頭して来て、自ずから新しい時代が出来ていったと。
一例を挙げれば、平安時代です。wikipediaでは、こうあります。

9世紀
平安時代(794年-1190年頃)
[新月] 818年8月頃(弘仁9年7月) 北関東で地震 - M 7.9、死者多数。
[新月] 827年8月7日(8月11日)(天長4年7月12日) 京都で地震 - M 6.5~7。
[新月] 830年1月30日(2月3日)(天長7年1月3日) 出羽で地震 - M 7~7.5。
[新月] 841年前半(承和8年5月3日以前) 伊豆地震 - M 7、死者多数。
[新月] 850年11月23日(11月27日)(嘉祥3年10月16日) 出羽地震 - M 7、死者多数。
[新月] 863年7月6日(7月10日)(貞観5年6月17日) 越中・越後地震 - 死者多数、直江津付近にあった数個の小島が壊滅したと伝えられる。
[新月] (864年(貞観6年5月)富士山噴火(青木ヶ原樹海を作った貞観大噴火)、阿蘇山噴火)
[新月] 868年7月30日(8月3日)(貞観10年7月8日) 播磨・山城地震 - M 7台。
[新月] 869年7月9日(7月13日)(貞観11年5月26日夜) 貞観三陸地震 - M 8.3~8.6、陸奥国地大震動、地震に伴う津波(貞観津波)の被害が甚大で死者約1,000人。多賀城損壊。津波堆積物調査から震源域が岩手県沖~福島県沖、または茨城県沖の連動型超巨大地震の可能性も指摘される[7]。東北地方太平洋側で繰り返し発生していると推定されるM9クラスの地震の候補とされる[8]。
[新月] 878年10月28日(11月1日)(元慶2年9月29日) 相模・武蔵地震 - M 7.4、死者多数。京都でも揺れが感じられる。
[新月] 880年11月19日(11月23日)(元慶4年10月14日) 出雲で地震 - M 7。
[新月] 886年6月29日(7月3日)(仁和2年5月24日) - 伊豆諸島噴火。安房の国で降灰と地震。
[新月] 887年
[新月] (仁和3年)7月6日 越後西部を震源、M6.5。津波による溺死者は1000人にのぼったとされる。
[新月] 8月22日(8月26日)(仁和3年7月30日) 仁和地震(東海・東南海・南海地震連動説有) - M 8~8.5、五畿七道諸国大震、京都・摂津を中心に死者多数。津波あり。南海地震の記録だが地質調査によればほぼ同時期に東南海・東海地震も発生。
10世紀
[新月] 938年5月17日(5月22日)(承平8年4月15日) 京都などで地震 - M 7、死者あり。高野山でも建物損壊。その後も余震が多く、8月6日に大きな余震。
[新月] 976年7月17日(7月22日)(天延4年6月18日) 山城・近江地震 - M 6.7以上、死者50人以上。
11世紀
[新月] 1096年12月11日(12月17日)(嘉保3年11月24日) 永長地震(東海・東南海地震) - M 8~8.5、死者1万人以上と推定。東大寺の鐘が落下、伊勢・駿河で津波による大きな被害など。
[新月] 1099年2月16日(2月22日)(承徳3年1月24日) 康和地震(南海地震) - M 8~8.5、死者数万と推定。土佐で津波により大きな被害。興福寺、天王寺も被害。
12世紀
[新月] 1154年9月19日(9月26日)(仁平4年8月10日) 富山付近で地震。 富山付近で地震。新川郡で陥没、死傷者多数。
とあります。

この時代は、摂関政治、今で言う官僚統治機構が、ほぼ達成したかのようですが、このくらい地震の被害があれば、そう巧く機構が回らなくなったというのが実情ではないでしょうか。
話がそれますが、この末期頃に登場する、平氏政権が、今年の大河ドラマ「平清盛」というわけで、私の歴史観からは、かなりずれたドラマになりそうです。

次に台頭してくるのが、源氏で、鎌倉幕府なのですが、これも成立とほぼ同時に、地震の被害に遭っています。
地震年表をみると、明らかに地震津波で自動消滅した感が否めません。

ここで時代を飛ばして、江戸時代に進むと、やはり結構大きな地震に見舞われています。
徳川家は、伊達家ともタッグを組んでいますから、江戸も仙台も結構被害に遭っています。
よくこんなんで、江戸幕府が、300年も持ったもんだとしか言いようが有りません。
明治時代を迎える後期15年間は、地震のオンパレードです。

こうやって見てくると、日本とは自然災害との戦いであり、こんな国はそうそう有りません。
ヨーロッパでは地震が起こる国は限られており、イギリスで産業革命が先に起こったのも必然と言えば必然なのかもしれません。
歴史を読み解く方法としては、まだ方法が有るかもしれませんが、非連続的に教え込まれる日本の歴史にはもの凄く抵抗が有り、アメリカ・ヨーロッパは合理主義で、日本はそうでないと教えられました。
しかし、地震を入れて考えれば、日本とて合理主義的に歴史を理解できますし、そう教えてこなかったツケが、今回の地震・津波・原発事故の災害だったのではなかったのでしょうか。

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