地震とイルカ・クジラ [地球物理学]

昨日CNNのニュースで、「米マサチューセッツ州ケープコッドの海岸に40~50頭のイルカが迷い込み、このうち少なくとも20頭が死んだことが分かった。国際動物福祉基金(IFAW)の報道担当者が16日に語った。」という記事を見つけました。
2011.3.05日、地震前兆掲示板の投稿したばっかりに、すっかり2chに歪んだ情報として流されてしまった事を、まずは報告しなければなりません。
まあ単なる誰かの垂れ流し情報と見るかどうかは、個々人の判断なのでそれをどうこう言おうとは思いませんが、どっかの報道番組にも出て来るくらいですので、「イルカ・クジラ打ち上げ、即巨大地震」とならないためにも、もう少し説明を加えたいと思います。

3.11の巨大地震と大津波には、過去のブログを見ての通り、もう一つ裏付けが有りました。
それが、キラウエア火山の噴火であり、マグマを相当量噴出しました。そのころ、情報だけで、火山を常時観測しているアメリカUSGSのライブカメラが有る事を知りませんでしたが、
今では、事有るごとに見ていますが、溶岩の増え方と、太平洋岸で起きる地震とはほぼ一致していますので、あんな大きな地震は別の意味で来ない事が分かります。なので、震度3位の地震でビクビクするのも馬鹿馬鹿しいと言えばそれまでです。
これはあくまで、太平洋プレートとオホーツクプレートの話ですので、他の震源域には別のルールを適用するしか有りませんので、誤解のないようお願いします。
また、イルカ・クジラが打ち上げられた状態、つまり、電磁場の異常で迷ったのか、寿命が来て死んだのが打ち上げられたのか、海中で睡眠中にタンカーと衝突して死んだ状態で打ち上げられたのかに依っては、事態が違ってしまいます。それは、いろんなパターンが考えられます。

そこでやっと今回の本題です。アメリカの話だから関係ないという人とはここでお別れです。

この米マサチューセッツ州ケープコッドを調べると、かなり複雑な湾です。また、同じ北半球であり、地理的(緯度)には、津軽海峡辺りでしょうか、結構北に有ります。そして、太平洋ではなく大西洋です。
こうなると、ちょっと迷ってしまいます。この海域は、魔の三角海域として知られているバミューダ海域であり、近年の出来事では、メキシコ湾で原油流出事故が有り、この時もイルカが打ち上げられた記憶が有ります。また、ハイチの大地震もあり、多くの犠牲者と未だ多くのテント生活の避難者がいます。
また、電磁場が乱れているのか、飛行機が飛び立てないという事も有ったと記憶しています。
In Deepさんのブログでは、今年になって、各地で謎の轟音?が確認されているそうです?。
みゆ吉さんのブログも何か怪しげです。
ノルウェーでのニシン大量打ち上げもまだ新しい出来事です。
また、アイスランドの火山噴火も無視できません。

とは言うものの、大西洋には海溝と言えるものは、今微震が続いているプエルトリコ付近の海溝しか有りません。遠過ぎるので、まさに巨大地震の前触れか、はたまた全然関係ないのか、単なる潮流の変化による迷い込みか、迷うところです。

災害に繋がる地震は、国際的視野で考えないと予測する事が出来ないと、去年の震災で思い知りました。
つまり、世界で起こる前兆ともとれる異常現象、地震・噴火。
これを過去のデータと突き合わせて、危険水域に達したら、情報として発表しなければ、何の意味も有りません。日本の地震観測システムは、起こる迄は有る程度正確さを増していますが、予知迄には至っていません。多分膨大な予算を使っているはずの東海沖地震も、予知できないでしょう。観測機械に頼りすぎるからです。機械はその場所で起こった事象の瞬間ではなく、あくまで、観測できる迄の時間差が生じますので、それを乗り越えれない限り、予知には繋がらないからです。
宇宙の星々の運行表した物理学の方程式は、まさに過去が分かれば未来も分かると言うための過去の偉人達が残したツールのはずが、大人のおもちゃにすり替わった感が歪めません。

話がそれましたが、今年の今のアメリカは、去年の今頃と同じような減少が続いています。
鳥の大量死もありました。とするとまだ無いのが、地割れです。
つまり、今回のイルカのの打ち上げは、地震ではなく、地割れ・がけ崩れの可能性も候補に上ります。
注視して行きたいと思います。

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