リン酸 [化学]

生命化学を調べると、遺伝情報の要であるDNAやRNAには、必ずリンが出て来ます。細胞や細胞膜の構成要素であり、骨格の主要構成要素がリン酸カルシウムであると言う事は、リンの性質を十分理解しないと駄目だとなります。

リンと言うと、一般に良くマッチに使われる材料とか、肥料、洗剤、怪談話に出て来る火の玉に使われるイメージが強いと思いますが、調べれば分かる通り、多種多様に使われています。色分けで見ても7色もあり、それぞれ性質も異なります。周期表では3周期で、窒素と同じ15族です。アルミやケイ素よりも重い原子で、3周期の中では唯一、体の構成要素に入ります。
DNAの中ではリン酸として存在し、分子式では、H₃PO₄ で表され、今回は解り辛いので、ウイキペディアから絵を参照させてもらいました。
200px-Phosphoric-acid-2D-dimensions.png
通常で考えれば、リンは繫ぎ手が3個で、この様な結合は、高い圧力か、高熱でなければ、結合できません。又特別な結合でもあるのかと、性質を調べると、オルトリン酸を含むリン酸類のリン原子の酸化数は+5であり、酸素の酸化数は−2、水素の酸化数+1である。と有ります。
と、言われても破線みたいなもので結合しているものは、普通の結合ではないからそう描いているのだろうし、細三角で塗られた結合もそうだとすると、元々あった一酸化リンに OH が結合した電子価3の普通の結合の様に思えるのですが、そうではないのでしょうか?迷うのに、それ以上の説明が見つかりません。
これが解ければ方程式が解ける様に、どんどん先の結合が見えては来るのですが、回避するために、酸素とリンの2重結合を単結合にし、P-O-O-H にし、保留としました。これでも、今のところ不都合は起きません。

しかし、皮膚膜にはリンがふんだんに必要です。このリンは何処から出て来たのかと考えると、土の中の成分、あるいは海の中の成分に有りそうですが、リンて、そんなに土の中に有るものなのでしょうか。炭素や窒素、酸素は大気と大地の間を循環しているとしましたから、半永久的に残存できるのですが、リンは何万年と持つ程大量に有るとは思えません。つまり、野菜にしろ、牛が食べる牧草にしろ、結構長年保っています。足りないから肥料を撒くんだ、と言うかも知れませんが、売り物で形を整えるために撒いてるだけで、今でも撒かなくても野菜は出来ます。

調べても探せません。探せないとなれば、二酸化炭素と同じ大気中に存在できるとしなければなりません。検討すると、二酸化炭素の分子量は44、リンが安全な分子として存在するには、HPO で、分子量が48で二酸化炭素とそれ程変わりません。大部悩みましたが、これだと大気の成分を調べる時に調べる高さに有りませんので、検知できない事と、炭素程植物には必要ない事を考えれば、可能性は大です。また、野焼きをすると赤かぶ等、良い茎系の実がつく事を考えれば、頷けます。

これで大体生命化学の世界に進めます。目的は一個人が医者や医学を闇雲に信じるのではなく、自分なりに考える事が出来る様にする事です。
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ギリシャ破綻 [雑学]

今経済的に不安定なのがEUのギリシャ、スペインとされています。どちらも失業率が上がり、ギリシャは、財政赤字です。もともとギリシャは国としての体を成していない国とは言え、EUに組み込まれた感があり、無理矢理経済的に追い込まれた感があります。ギリシャは紀元前から哲学者輩出の地でもあり、哲学に没頭するには、世間の騒がしさと、金銭欲は大敵です。又小国寡民?でポリス誕生の地でもあります。スペインは大半が今イスラム系です。なので、経済は二の次です。
一方ユーロ圏で比較的健全なのがドイツです。三国同盟だったドイツ・イタリア・日本は、先の大戦で敗戦国にも拘らず、何故経済的には優位に立てたのでしょうか。日本も、ついこの間迄は経済大国日本と自負していました。
私は、経済門外ですが、とある解説を見て成る程と思いました。それは、ユーロ圏にしろ、日本にしろ、その統治のシステムの問題です。
国の統治が上手く行かない場合、上手く行っていない国に借金させるのが、常套手段のようです。元々GDPが大して無かった国が、ユーロ圏に仲間入りしたからと言って、経済的にゆとりが生まれるわけがありません。なので、お金を貸されるままに使っていたら、いつの間にやら借金だらけに成っていた、と言うわけです。
ここで、トリックに落ちては行けないのは、ユーロだけで考えると、こう言った図式が生まれますが、何も問題はユーロに留まらず、イギリスを含め北欧諸国、先進国と言われる国々で起こっている問題でもあるはずです。ニートと言われる言葉は何処が発祥ですか。

今このユーロ圏の主導権を握っているのが、ドイツです。ところが、地図を見ると先に出て来た国の中で、ドイツだけが地中海に面していません。どちらかと言うと、地中海沿いの国はいずれも不安定です。ましてギリシャは温暖な地域で、経済競争とは無縁のようなところです。イタリアも近いですが、バチカンが今のところ存続しているので、統制は効くのでしょう。そもそも、ローマ教皇がドイツ出身ですから。
これは何を意味するかと言えば、元々経済基盤が無くとも、そこそこ生きて来た国と言う事になり、とすればギリシャは破綻しても、国破れて山河有りで、拾ってくれるところがあると言うことです。今の世界経済は、飲みたくない馬に水を飲ませようとする、我田引水型経済です。

これが、成り立つと考えると、浮かれているのは日本だけとなります。ユーロ圏はこれを何とか回避したいわけですが、受け皿になってくれる国が差し当たり見つけられません。こうなれば、満員電車に人を押し込んで発車するごとく、日本にもしわ寄せが来ると言うわけです。私から見れば大した為替変動ではないのですが、それを生業としている商社は、リスクを国民に分散させようと考えているのでしょうか。

何故こうなったのでしょうか。前の言葉を借りれば、飲みたくない水をずっと飲まされて来て、中毒麻痺になっていると言えます。原子力政策しかり、農業、漁業しかり、すべては、借金付けです。確かに借金付けに成功している中央機関は、地方が逆らえなくなるから統制は楽だったでしょう、しかし、あの大震災があって、はた?と考え直してみると、色々要らないもの迄買わされていて、いつの間にやら借金だらけになっていた、とはギリシャを見れば未だ大丈夫とは、もう思えなくなりました。

つまり、日本の場合、拾ってくれる国は無いし、破綻は地獄の門となりそうです。
政府も今、何をやっているのか分かりません。マスコミもマスコミです。いつ迄そんな政治の茶番劇に付合っているのでしょうか。流す情報が無いなら節電のため、不必要な番組をカットし、放送時間を縮小すれば良いではないですか。しかも、何局も朝から晩迄。
今迄は地方を叩けば、何とかなったのかも知れませんが、逆立ちしたら鼻血が出ないくらい?、でなくて、いくら叩いても鼻血が出ないくらい、地方も貧血に喘いでいます。そんな状態で、明るい話題だか何だか見せられても、このアナウンサーはそんな情報で明るさを貰いたい程、明るさに飢えているんだ〜としか私には写りません。

イタリアに話を移すと、バチカンはその内無くなるでしょう。そもそも何の宗教だか分からない教会で、このまま主の復活など来ないで欲しいと、願っている暫定的な団体です。これが無くなれば、イタリアもギリシャの二の舞です。ドイツとも絆は希薄になります。?(よく見るとイタリアは対陸続きとは言え、海に囲まれているところは、日本に似ているのですねえ。)

こんな世界の理不尽な経済を、牽引しているのは、「どこのドイツだ、オランダだ」ってこれ古いギャグなんですが、アメリカではないですか?少なくとも沖縄の問題にしろ、軍事基地の問題にしろ、何にしろ日本の解決方法は、全てお金です。
つまり、国民には余り知らされていない闇金融に国が関与していて、雪だるま式に膨れ上がる構図を、年金制度の問題、消費税に摺り替えているとしか思えません。
この状態が本当なら、消費税が上がろうが何しようが、借金は無くなりません。
一旦突破口が開けば、行き着くところ迄転げ落ちるだけです。
「それが敗戦国としての世界に対する役割で、日本の終了だ!」?
アレえ!聞いてませんけど!

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