千島列島で起きる地震 [地震]

毎日、地震の情報は調べているのですが、世界の地震で調べると、Kuril islands の地震が頻発しています。規模はM5.0以上が殆どで、USGSの情報筋です。情けない話、この諸島を知らないので調べたら、千島列島でありクーリル列島、もしくは、クリル列島で、クリルは、ロシア語みたいです。ここは日本ではないので、大規模な地震がなければ、情報としては流れないらしく、注目もされない所の様です。
気になったので、過去の地震を調べたら、2006, 2007年に、海溝型地震が有り、モーメントマグニチュードMw8.3, M7.9 とMw8.1, M8.2 の地震で、北海道での揺れは差程ではなく、津波も三宅島で観測されるも、アメリカ・カリフォニアの方が波が高く、クレセントシティで1m76cmと有ります。
私は、この地震は丸っきり知らないのですが、ロシアの被害は、調べられないし、新地島(シムシル島)に、人が住んでいるのかどうかも、分かりませんが、ここは4つも火山を抱えており、今でも諸っちゅう噴火しているみたいです。

日本では今、九州の洪水が話題になっていますが、こう言った初期現象は見逃せません。こうなると、先のアオウミガメの原因不明死も、問題提起の話が現実味を帯びて来ます。勿論、今までの様な規模と震源地であれば、気にする必要は無いのですが、この間も、北方四島沖でM6.1の地震が有り、ついこの間、えりも沖で地震が有りました。相変わらず東太平洋側の余震は続いていますが、この間の長野北部の震度5弱の震源地と新知島沖の震源地を線で結ぶと、その間で発生する地震も有り、オホーツクプレートだけで見れば、長野北部が、震動の末端である固定点で、その間をギターの弦のように、振動しています。

私から見れば、地震が来るのは明らかであり、規模としては大きい筈です。この辺で有名なのが、十勝沖地震、根室沖地震で、両者を含めて考えれば、50年に一回は起きており、最後が2003年ですから、次は、2050年頃となる訳ですが、北海道が、記録として正確に資料化し出したのは、近代に入ってからであり、北海道と、東北とは、周期を区別して考えていて、地震の規模だけで判断すれば、抜け落ちているところがあると、推定されます(17.5周期)。
前兆としては、静穏期が数年前から起きるとされていますが、私が前兆としているのは、その当時関連が分かる筈も無い地域であり、地磁気まで考慮しています。

ここは、注視する猶予期間が有りそうですし、傾向としては、3.11のように寒い季節に起きる場合が多い様です。

地震や津波は、只恐れていても始まらないし、減災としての対策有るのみだと思います。
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福島第一原発を襲った津波 [地震]

昨日あの大震災の時の津波は二つではなかったと推察しました。それでネットで探したのですが、社会実情データ図録トップという表題で、東日本大震災で確認された津波の高さのグラフを見つけました。
テレビによく出て来る東大の佐藤教授らが調べてたデータが黄色の棒グラフで表示されています。
佐藤先生の人柄は何となく信用しているのですが、ここで面白いのが、佐藤先生は、福島の主立ったところだけを調べています。それによれば、気象庁が調べているデータの岩手、宮城よりかなり高い値を示しています。
気象庁で出しているデータで一番高いのが、
岩手県大船渡市・16.7m
佐藤先生では、
福島県富岡町・21.1m
と南相馬、浪江町、双葉町、大熊町、楢葉町とも結構高い値になっています。
計り方にもよるのでしょうから、若干の誤差が生じるとは言え福島県が高かった事は確かなようです。
東電でも福島第一原発(大熊町)13.1mと計測していますので、1mくらいしか違い有りません。
むしろ高いくらいですから無理が有りません。

で、NHKの映像テレビで、福島第一原発を襲った津波の写真をとっていたカメラマンの証言では、北側の津波をとっていた時に南からも迫って来る津波が有り、その写真を見ると、南からの津波の方が波しぶきが上がっていたと思います。NHKの解説者の話だと海岸の複雑な地形の変化と言う事でしたが、早々北のものを南に方向転換できる程、逆エネルギー運動するとは思えません。つまり、北、南、両方向から来たと言う証拠をここでも見いだす事が出来るのです。
これが正しいとすれば、この付近、つまり第一原発付近で波がぶつかり合い、逃げ場を無くして一気に波が高くなってしまったと言えます。別に東電やその設計者の肩を持つわけではないのですが、そう考えるとやはり、考え難い波、想定外の波だったと言うのは、まんざら否定は出来ません。とは言え、結果は同じ事です。

これとは別の話なのですが、日本経済新聞によると、ハワイのキラウエア火山の溶岩が民家に流れ込んで、最後の民家も引っ越せざるを得なくなったとか。どうりで入院中で知らなかったのですが、一つの危なかったカメラの更新が2月23日以降更新しなくなっていました。日本でも25、26日と結構強い地震が有った日だったはずです。ハワイは日付変更線を跨いでいますので、一日違いの情報です。
ですので、大体連動しています。ですが、南海トラフは連動していません。地球の活動は一枚岩ですから何処かと連動しない限り活動は出来ません。魔法使いのようパッと巨大地震を起こす事は出来ないはずです。
今のところ私にはそれを探せないので、巨大地震は来ないとしか言いようが無いのですが、災害に備える事は怠っては行けないと思います。

東日本大震災調査報告書 [地震]

防災科学技術研究所で2012/01/31に出した主要災害調査第48号「東日本大震災調査報告書」new!
を読ませてもらったのですが、何故かしっくり来ません。そう思うのは私だけでしょうか。
というのは、3.11の震源地が一カ所だけな事です。あの日揺れたのは一回だけではなく最低でも三回は大きく揺れました。しかも一回目の衝撃的な揺れで、東北では至る所停電となり、震度計も正確には計れなくなったはずです。後の分析で、南北500km、東西200kmに渡る断層型地震だったはずです。つまり震源地は有って無いようなもので、マグニチュードもM9.0というより、もっと専門的に分析すれば、各時間ごとに発生したモーメントとエネルギーの積の和がM9.0と言った方が、私ならピンときます。

この解説の中に、津波についてあり、こうあります。
岩手県の釜石、大船渡、石巻などでは、津波の第一波が14時46分、すなわち地震の発生とほぼ同時に10〜20cmの高さで到達し、最大波は15時20分前後、すなわち地震発生の約30分後にこれらの地を襲っている。とあります。
来てしまったものを、今更どうこう言ったところで、どうでも良いような気もしますが、通常津波って地震より後に来るんじゃないんでしょうか。ではこの波をどう理解すれば良いのでしょう。考えられるのは、静止している海に対し、陸の方が海側に急激に引っ張られたために、相対的に海水が移動して盛り上がったように見えたと言えない事も無いようです。
これは洗面器にある程度水を張って、洗面器を移動させれてみれば分かる現象です。
でもこれを津波って呼ぶんでしょうか。そもそもそうすると、震源地も平均値的なものになるのではないでしょうか。だから震央にした?

それともう一つ、これはローカル版のニュースだと思うのですが、福島のいわきの漁師があの日、津波が来ると言う事で、自分の漁船を守らなければならず、仲間と供に沖へ船を出したそうです。転覆を避けるには船長の常識として波に直角に向かわなければならず、無線のやり取りで、津波は南から来ていたそうで、南方に向かったそうです。
震央が宮城県沖であれば、北北東方向に舵を切らなければならないはずが、何故南方向なのでしょうか。漁師が混乱していたとはいえ、そう容易く方角を間違うはずがありません。
とすると津波の発生源も一カ所ではなく、少なくとも2カ所以上有ったと言う事でしょうか。
実際、千葉の旭市も結構津波にやられていますから、これならある程度辻褄が合います。

まあ、これからの参考になるとも思えないし、どちらが正しいとしたところで、時間が震災前に戻る訳でもありませんし、実際私が見て確認したわけでもないので、混乱を増すばかりかもしれませんが、偏見と誤謬に陥るよりはましだと思っています。

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