オホーツクプレート [地球物理学]

北米プレートと呼ばれるプレートに乗ってる日本の地形を見ているのですが、どうもこれでは、どうしてこんな地形になったのか分からないので、オホーツクプレート全体迄広げてみました。
これからはジグソーパズルを完成させるようなものです。今オホーツク海に面したロシアと呼ばれる大陸に大きく引っ込んだ場所が有ります。アムール川河口の北側です。この部分に最初にくっ付きそうなのは、樺太(サハリン)です。反時計回りに45°回転させて北へ移動させれば可能です。その次が南側の隙間に北海道が入ります。その南に青森と三陸地方が付きそうです。その東側に福島の浜通地方、その東側にカムチャツカ半島をくっ付けると粗方一つの大陸になります。では残りの日本の陸地はと言うと、その東側、つまりカムチャツカ半島の脇と言いたいところですが、地形が合いません。がこれには、何万、何億年もの経過が有りますから、軽く見捨てる訳には行きません。ましてカムチャツカ半島の東側は、地震活動の活発なところです。
ですので、そうだと過程して考えて行きます。
そうすると何が言えるでしょうか。今の千島・カムチャツカ海溝、日本海溝に向け移動して来た事になります。
移動の順番ですが、カムチャツカ半島を含む本土の大陸が動きやがて本土と分裂して、西日本とドッキング、それでも足りなくて北海道と青森と上北高地を含む三陸地方と、阿武隈高地を含む浜通地方が南下。これは少し大きすぎて、浜通地方がまず分裂して、更に南下し、本土とドッキング、最後に青森と上北高地を含む三陸地方が分裂して本土とドッキングしたとすると巧く説明できます。これには大分迷ったし、色んなパターンを考えましたが、一つの例として上げました。証拠としては、グーグルアースで見ると、襟裳岬付近の海岸線には、両岸とも何かが移動した痕跡が残っています。又リアス式海岸線の先端部分の岩はほとんどが北を向いてます。そうだとすると、面白い事に最後に移動したのが三陸地方な事になり、大げさに言えば、一番出来立ての地殻だということです。何か変動が有れば一番狙われ易い事を意味します。樺太はその後北海道につられて移動して来たとしても、プレートの動きを止める海洋灘はもう出来てますから、そんなに動けません。

かつて北海道は本州と繋がっていたと仮定していましたが、ちょっとそれとは別物になってしまいました。
でも何故移動しなければならなかったのでしょうか。しかも北の方から。
ここも遠心力と重力が関係します。また地球は完全な球になろうとします。一つの大陸から分裂して西、東と分かれて行ったとすると、最終で合流します。しかし、完全なる球体は出来ないようにズレが生じます。太平洋プレートが東から西へ移動して来た場合、それを止める方向に大陸が移動します。その時出来たのが、千島・カムチャツカ海溝、日本海溝だとすると説明が付きます。しかし、移動にはブレーキは有りませんので、巧い具合に止まりません、盛り上がりは過剰になります。
今回の地震は、この余剰分を吐き出す地震だとすると、平らにならない限り何度でも起きる事を想定しなければなりません。つまりオホーツクプレートの太平洋側の地域は、今後も津波、地盤沈下は、避けられません。そのリスクを全く考えないで戦後の日本は発展して来ました。経済ばかりを追い求めて来ました。先人の教えも守られない有様です。そうゆう意味では今回の震災は人災と言えない事も無いのです。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。