原因物質のヘキサメチレンテトラミン [化学]

ニュースで、浄水場から発生したホルムアルデヒドの原因が、何処かの工場で出した廃棄物(ヘキサメチレンテトラミン)を川に流したのが原因ということで、原因が分かればまずは一安心です。
なので参考のためにと思い、この物質を調べてみました。
化学式では、C6H12N4 だそうです(数字が小文字だと見辛いので大文字にしました)。又この物質は水中で、アンモニアとホルムアルデヒドに分解すると有ります。
?可笑しいですねえ、確か浄水場の中の塩素と反応し、出水前の水を検査した時ホルムアルデヒドが基準値を超えたのではなかったでしょうか。
これはwikipediaを参照したのですが、出典不十分と有りますので間違っているのか知れません。私自身、wikipediaは余り信用していないのですが、それでも一番信用できる情報源です。これが駄目だとすると、もう確かめようが無いに等しいのですが、だからと言って報道は返って信用できません。

上の分子式だけでは、アンモニアは出来ますが、ホルムアルデヒドは出来ません。塩素が触媒となっても出来ません。残りの炭素は化学反応のし易さからの順番から言って、最初に水素と反応しますからメタンガスとして大気に放出されるだけです。とすると、この化学式はどこか矛盾していると言うことです。

なので、wikipediaをもう一度読み返すと、4個の窒素原子がメチレンによって繋がれた構造を持つ複素環化合物とも有ります。メチレン基の化学式は、-CH₂- , =CH₂ です。右の化学式に酸素が結合すれば、ホルムアルデヒドです。
左の化学式に塩素2つが結合すれば、塩化メチレンです。
しかし、これも可笑しいですねえ。酸素と結合する場合、塩素は必要なく熱を供なって結合します。あのトンネルの爆発事故と同じです。大量の一酸化炭素が出て、救助を妨げました。
化学反応するきっかけは、強い紫外線が有れば起こりますので、多少の絡みは有るにしろ、塩素は塩化メチレンとなった方が安定します。

では、このホルムアルデヒドの構成原子である酸素は何処から出て来たのでしょうか。「水中にある酸素」と言うかも知れません。しかし、そうだとすると一般に知られている常識が、ガタガタ崩れます。仮にそうだとして、この化学反応だと大気に逃げ込んでしまうような気がしますが、どうなんでしょう。
もう一つの考えとしては、ヘキサメチレンテトラミン自体に酸素が既に含まれているとすると、塩素は窒素のところで、結合を切る働きができますので、ホルムアルデヒドが出来ます。かなり強引ですが、これしか持って行きようが有りません。

それにしてもです。この事件後にも拘らず、基準値を超えないにしろホルムアルデヒドは、検出しているみたいです。それもかなりスレスレの値も有るみたいです。まだ残っているのでしょうか。
それに廃液を捨てたと言われる下請け業者は、その下流に沢山の浄水場が有る事を知らなかったのでしょうか。安全だと教えられていたのでしょうか。過去にも取りざたされた案件にも関わらず、発注会社が同じ過失を起こすのでしょうか。取り締まる法規準が無いと言えども、結構大騒ぎになるじゃないですか。しかも白昼堂々と川に捨てたとなると、巧妙にやらなければ通報されるのではないでしょうか。
その川の地域の状況は知りませんが、どっち転んでも可笑しな話です。
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