関東地震予測 [地球物理学]

今日の地震で、こんなのがありました。

平成23年04月20日08時11分 気象庁発表
20日08時07分頃地震がありました。
震源地は房総半島南方沖 ( 北緯34.1度、東経140.2度)で震源の
深さは約100km、地震の規模(マグニチュード)は5.0と推定されます。

これは最近の地震にしては珍しい地震です。唯一日本近海のフィリピン海プレートで起こった地震です。各地の震度は大した事が無くても、深さが100kmと深く、何に誘発されて起こった地殻変動か分かりません。
何処かで火山噴火があったのかと調べても無さそうです。今でも火山活動が見られるのは、キラウエア火山だけです。
かつて関東大震災があった1923年の事象を調べると、大正12年(1923年)5 - 6月、茨城県東方で200-300回の群発地震(有感地震は水戸73回、銚子64回、東京17回)
というのが目に付きます。
年代別では1896年に明治三陸沖地震が同程度の規模で起きていますから、起きるとすれば27年位立ってから起きると言えない事も無いのですが、当時の地震では福島、茨城、千葉の被害の報告が無いところを見ると、一気に、関東地震に結びつくとも言えなくありません。
またネットで関東大震災前兆で調べると、半年前から前兆現象があったみたいです。伊豆大島の三原山大噴火、こうなると要注意です。ただ今回は同じ条件は当てはまりません。何せプレートはだいぶ移動していますし、今迄震源地にならなかった所の歪みは溜まっていると想定しなければなりません。
地震予知研究会では、関東地震の地震のサイクルを200年としていますが、ここ一、二年の地球の活動を見ると、そうとばかりは言ってられない状況です。

また今の知識を持ってすれば、1923年の地震を予知するのは簡単だったかも知れません。ただその当時ラジオも無ければ、テレビもありません。情報化社会でない中、一人の地震研究者の情報など誰も気にしなかったと想像できます。

今回の関東地震を予測するのは、ちょっと難があります。今日の地震が北米プレートから誘発された地震だと仮定した場合、ここのマグマが北米プレート直下のマグマに取り込まれたとすると、一つの流れとしてのトンネルを造った事になり、これも通常のマグマの流れでは無く、逆流です。だとすると三原山は噴火しません。ここでもやはり見逃しはならないのが、キラウエア火山の活動です。収まりそうにして何故か収まりません。今日も観測しているのですが、微妙に吹き出しています。

それで、3.11、4.7日の月と太陽の位置が同じになるのはゴールデンウイーク辺りです。
ここは閑古鳥が鳴く観光地の人には申し訳ないのですが、結構な余震が予測されます。でも考えようによっては、かえって安全な観光地もあるのかも知れません。

ただ言える事は、何処かで火山噴火が無い限り、大地震や大津波は来ないということです。そう考えれば、少しは安心できるし、余震で驚く事が少なくなるかと思います。

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