空を選んだ鳥 [雑学]

進化の過程で、空を飛ぶことを選んだのが鳥類だとします。中には、飛ぶことを諦めた鳥類も居ますが、ここでは、渡り鳥に付いてです。渡り鳥は、地球の磁場をとらえる能力を持つことは良く知られています。これには二つの仮説が有って、一つは生体磁石説、もう一つは、スーパーオキシド説という、活性酸素の一種で、これが感光性タンパク質と結びつくことで、鳥の目の中にコンパスが生成され、地球の磁場が「見える」ようになるという説なのだそうです。
私も昼部屋の中で寝ている時に目の中で、皿回しの様に回るものが有ることに気付いたので、この二つの説はともに成り立つと思います。前者は脂肪酸の中に、マグネタイト(磁鉄鉱)を囲い込み、コンパス代わりにするというもので、私の理論でも十分可能です。で何故ここで渡り鳥の話を持ち出したかと言うと、地磁気減少の問題は、この渡り鳥を観察すると分かるからです。今アメリカで大量の鳥が死んでいると言うニュースが有ります、磁気を感知できる魚も大量に死んでいると言う情報が有ります。(詳しくはIn Deepさんのブログでどうぞ。この人とは一度メールをやり取りして、非常に好感が持てました。)他の国なんかと言いたい処ですが、これは地球規模の問題です。いずれ、日本でも問題になります。今のところ、私の地域では毎年来る渡り鳥は、いつものように飛来して来ているので問題は無さそうです。では何故アメリカだけがですが、さきのメキシコ湾での原油流出事故が考えられます、油田の地層の急速な移動で磁場がその地域だけ狂ってしまった。とした方が、地理的にもすっきりします。

私達人類は、大地を選びました。それ故に不憫なことも有ります。いざっというとき空を飛んで目的地までは当然行けません。スーパーマンのように事件が解決できれば、すばらしいことですが、そうはいきません。飛行機が有るじゃないかって!空を飛んでる気にはさせてくれますが、目的地は飛行場ではないのです。
私は鳥を見て時々うらやましく思える時が有ります。彼らはどんな災害時でも、逃げれる羽が有ります。あながち空を選んだのは間違いではなかったのかもしれません。「鳥枕とする処有れども、人の子枕とする処無し」は、人間の愚かさを具訂していますが、鳥にもこういった弱点は有るのですねえ。人為的だとしても。
また鳥は一夫一婦制です。こういった厳格な規律を守れるのも、自由に相手を探し当て、自由に違う相手を退けられるからなのかもしれません。人間の場合、色んなしがらみが絡んできますので、そうはいかないのが今のところの現実ではないでしょうか。またそれを混乱させ楽しむみたいな感も歪めません。しかし人間は鳥にはなし得ない知性を得ることが出来ました。どんな困難な事態でも解決する、理性があります。くじけること無く、お互い頑張りましょう。
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