オウムサリン事件3 [雑学]

NHKスペシャルの「未解決事件・オウム真理教17年目の真実」を見たのですが、前にオウムサリン事件に私も触れているので、見て見ぬ振りが出来なくなり、感想を纏める事にしました。
と言うより、この事件はまだ未解決だったのでしょうか。まだ一部の人が捕まらないから、未解決と言うことなのでしょうか。しかも、このタイミングです。
このドラマの前の番組ニュース7では、4号機事故後初めて内部公開という映像が流れていました。見るも無惨な姿としか写らなかったのですが、プールに溜まっている燃料棒をこれから安全に取り出すと言うことらしいです。
多分ネットで騒がれているので、仕方なく安全をアピールするため公開したのでしょうけれども、仮に間違って連鎖爆発したら、私の住んでいるところは近いので間違いなく被爆地となり、住めなくなります。身体も汚染されどのくらい生きていられるのか、当然食料も無くなりますから明らかに死を意味します。
でもそれはそれでもう仕方の無い事と思って、諦めています。これから、居住地を移す事は、これはこれで死に至る程の生活苦を強いられます。また、震災爆発後ですけれど、当然それも考慮していました。爆発当時、4号機があれだけで済んだ事こそ、奇跡的だと感謝するしか有りません。

新潟のトンネル爆発事故で分かる様に、危険を予知できない程度の事業者と管理者が、工事をしている訳で、第一原発で作業している人達も、言って悪いけどその程度の人達なのでは無いのでしょうか。

さて、サリン事件に戻りたいのですが、その前にまだ取りざたされている事件も有ります。名張毒ぶどう酒事件です。これは見たところ静かな村で起こった一見解決し易い事件のようですが、今の刑事ドラマにもなりそうな、手の込んだ巧妙な事件のようです。残っているテレビ映像を見る限り、あれが本当の犯人だろうと想定できるのですが、もはや証拠がありません。
と言うより、あれから50数年、立証できない事件を未だに裁判していること自体に、問題が有ると思うのですが、どうなんでしょう。
科学が進歩して、人の心の記憶まで検識出来るようになったとしても、そのこと自体が立派な犯罪になるのではないでしょうか。人は人として踏み込んでは行けない領域が有ると思うのですが、その生命まで犯すような科学捜査は論理矛盾です。

話をやっと戻しますが、このドラマには制作側に都合の悪いところは、排除しているし、正確ではない様に思います。私もwikipediaで調べた限りで、それが真実なのかどうか等と言うところ迄は、分かりません。しかしそれが真実だとすると、麻原がこの事件を起こそうとした動機は明白であり、それ以上でもそれ以下でもないのだと思います。その当時それに賛同できた、共謀できた人間があれだけいた、と言うことであり、その集団がなんの不自然さを感じずにある程度の数が増えたと言う事は、普通に世間でも有り得た環境だったのでは無いでしょうか。その後洗脳されたかどうかは分かりませんが、このドラマではよく「ポア」と言うのがよく使われていました。また、結構訳分からない名前が使われていました。日本人は、こう言った理解できない言葉を使われると、畏敬を抱いてしまうのでしょうか。
分からない言葉を連発する文言は、まず疑って掛かると言うのが私の主義です。
また私事ですが、今生命化学を調べているのですけれども、聞き慣れない言葉の橋渡しで出来ていて、解読するだけで、一苦労です。正しく使われているのかでさえ判断できない、と言うのが本音です。これを何とか一般にも分かり易い様に、纏めようとしているのですが、今原子や、分子の自転回転のイメージで、苦しんでいます。

実際の話、今年サリン事件を持ち出したのはブログの題材が乏しく、たまたま共謀者が自首して来たと言う報道が賑わっていたので、投稿しただけでこの手の事件は余り興味ないと言うのが、本音です。また、この事件が取りざたされる事はもう無いと思っていたので、逆に今更なんだろうと思ってしまった訳です。

ここで、今書いた内容を総括してみると、これは国民に対するある種のメッセージの様に思えます。つまり国民に対する見えない誘導です。今生きている国民に取って、4号機の現状の方が気になるところです。ではないでしょうか。
それを、17年前の事件や、50年前の事件を持ち出して注意を逸らそうとしているとしか思えません。裏を返せば、国民なんて何時何時無差別テロを行なうか知れない、得体の知れない生き物と言ったイメージを植え付けて、国家や東電なんか未だマシなのだ、人が放射能で死のうが生きようが、国民が選択したのだから、仕方が無いだろうと言いたい様に捉えられるのです。勿論、そんな馬脚を現す事は言ってませんが。この間のホルムアルデヒドの件もそうです。

人はよく、「だから宗教は駄目なんだ、そんなものを信じてどうする」と聞きます。確かにそう言えるのかも知れません。だからと言って、国を信じるのでしょうか、科学だけを信じるのでしょうか。
これが未解決と言えば未解決と言えるかも知れませんが、それは、オーム真理教とは直接関係ないと思うのですが、どうなんでしょうか。
話をすり替えているように思えるのですが。

今景気が悪いと言われています。例えば今そのような教団が出来たとして、実際サリン製造まで辿り着けたでしょうか。私は無理だと判断しています。当時のようなバブル経済が有ったからこそ、あそこまで行き着けたのだと思っています。
もっとも地方は、バブル経済は殆ど関係ありませんでしたけど。少なくとも我が地方はです。もう少し突っ込んだ話も出来ますが、先々で理論的にちょこちょこ出て来ると思うので、取り敢えずここ迄にしました。

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