トゥングラウア火山 [地球物理学]

今日のニュースでまた火山噴火があったようです。エクアドルのトゥングラウア火山(標高5023m)で、火山灰の高さが7キロに達したとあります。去年12月の噴火では、3キロとありましたから、今回は倍以上溶岩、火山灰が流出したと思われます。これらから言えることは、コロンビア、ペルー辺りで地震及び地盤の崩落が予想されます。
この噴火は1999年以来活動期に入っているようで、私は知らなかったのですが、ここは注目して行かなければなりません。何故ならこの火山とガラパゴス諸島の延長線上にキラウエア火山があり、ミッドウエー諸島があり、今回の震源地があるからです。
では何故この時期にまた噴火したのでしょうか。
この場所は殆ど赤道上にあり、ハワイよりも遠心力が働きます。山の高さが結構ありますから重力による圧力も高くなります。この力のバランス関係でハワイが噴火するか、エクアドルが噴火するか決まるとすると、予測がより正確になりそうです。
そうは言うものの、この噴火が直接日本の地震に連動するかと言うと、そうでもなさそうです。というのは、キラウエア火山のマグマの動きを見ると分かります。徐々に上昇はしてるのですが、固まった溶岩よりマグマが下がる傾向がここ一週間前から見られ、どっかに流れているのかなあと思っていたのですが、これで原因が分かりました。
しかし予断は許せません。逆から言えばキラウエア火山はアメリカのUSGSのモニターで確認できますが、トゥングラウア火山の状態は今、確認手段がとれません。今後の噴火状況次第ではマグマの動きは、日本、ハワイ、エクアドルにシフトするのかも知れません。そうなると、ハワイだけ見てても分かりません。ここ五日の間に大噴火すれば、正にゴールデンウイークは、危ないウイークになりそうですが、過去の経緯からたどれば、2008.1.10の噴火に対し、2008.6.14の岩手・宮城内陸地震。2010.12.6の噴火に対し、2011.3.11の東日本大震災とを比較すれば、4ヶ月から5ヶ月の開きがあります。この開きはハワイが一つのクッションになっているのかどうかは分かりませんが、今から数えれば8月から9月まで地震が来る可能性があることになります。地震との戦いはまだまだ続きそうです。

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科学の宿命 [科学]

物質が最終的には何からできているかは昔から人間が悩んで来た問題です。
歴史的にはデモクリトスの原子論ー不生・不滅・無性質・分割不可能な無数の物質単位。
アリストテレスの四大元素論ー火・空気・水・土。
これらの研究者達は、どちらも物理学、天文学、気象学、動物学、植物学、数学、哲学、音楽と全てにおいて秀でた人達です。つまり物質を理解するには自ずと他の学問も考えなくてはならない付属の学問なのです。私のブログも最初から読むと分かるのですが、物質について新たなる発見があれば、付属で他の現象も見えて来るので、同様に説明しなければならなくなるのです。前にも言いましたが、学問は一枚岩であり、どれかが成立しなければ、間違いなのです。必要がない虚構の学問なのです。
今回、地震や津波で、ほとんどそればかりのブログになってしまいましたが、科学者であれば、ここぞとばかりに思考を駆使して原因を究明したり予測したりと自ずと働きます。もしそんな思考が働かない科学者がいたら、それはもう科学者ではありません。偽善者か、ペテン師です。
過去の先人達が残してくれるからこそ、何処がまずかったのかも分かりますから助かりますが、新たに再構築する際には、すべてが上書きされる自体にもなります。それが科学の宿命でもあります。
前に素粒子物理学の危うさについて書きましたが、ではミクロの世界をどう探求したら良いかを提案したいと思います。何が有用であり、何が不毛なのか説明したいと思います。

物質の単位を区切るのに、陽子、反陽子、中性子、反中性子、電子、反電子だけで十分宇宙や地球を上手く説明できるのです。これで6個の物質が有りますから、これらの相互作用をそのままクォーク6個に置き換えれば同じ理論になるのです。つまり今の素粒子物理学は、他の学問とは無縁でもあることからも、行き詰まりの袋小路の学問なのです。この不毛な学問に巨大な加速器を作って研究するのはやめて欲しいのです。では他の方法はと言うと、前に人間時空というブログを書きました。ほとんど読まれてはいないのですが、ここに解決方法があるのです。これは宗教とも関係して来るのですが、これは考えが間違っていると自らの命を絶つことになりますので、私自身怖いところもありますが、いずれ誰もが通る道です。これは後でもっと詳しく説明したいと思います。
ところが、素粒子の学問は、痛みも伴わないエンドレスゲームですし、原発事故同様、一歩間違えば、破滅が待っているのです。これが日本の経済にどのような悪影響を与えるか分からないのでしょうか。

人間は月のような遠いところから見れば、大きさ的には素粒子のような存在です。
ですから、人間としての振る舞いが分かれば素粒子の振る舞いも理解できできるとした方が、人の役に立つし、逆に言えばそうでない研究、施設は負の財産となり人の道からも外れるのです。
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貞観地震 [地球物理学]

どうも余震の動きが気になってなりません。余震が有るということは地下のマグマの動きがまだ有るということです。実際キラウエア火山の火口のマグマは、僅かながら上昇しています。噴火こそ有りませんが、これは危ない状況です。何故ならこの上昇と今連動しているのが、東日本の太平洋側だけなのです。

そこで、この間の巨大地震をもう一度検証してみました。地震が来る前から前震は有りましたから、すでにマグマはハワイ方向に流れていたとします。これを止めていたのが、コロンビア辺りから来たマグマで、この衝突で噴火した。
しかし、この大噴火でもその溜まった量を全て噴火できない程有ったとすれば、水道管が破裂する様に、途中で一番軟弱な場所で破裂します。それが津波が発生する三陸沖だとすると、今後も想定されます。

また別な角度から考察すれば、キラウエア火山の噴火で山の体積が大部増えました。つまり、マグマの噴火を押さえる圧力が増えたとも取れます。そうなると、日本の軟弱な地盤で海底噴火が起こる可能性があります。何故なら、海底の方が重力が少ないですし、破裂し易いからです。これは、今の地震の震源地を見てもはっきりしています。内陸部の地震もありますが、圧倒的に沿岸部です。

そう考えると東日本の復興計画は、難を極めます。このまま大した災害が無かったとしても、復興が軌道に乗りやっと借財が無くなった頃、また災害に遭う可能性を否定できません。それを最小限にするための計画を練ると、今迄の生活を維持するのには限界があります。とすると、復興には相当な期間を要し、その間に生活を追われる人達が増える事が予想されます。病人も増える事でしょう。またこの災害で死活問題を抱える業者は、被災地ばかりではなく、全国規模です。世界から日本離れが起き、自力では再生できない状態です。
考えると頭が痛くなるので、話題を変える事にしました。

日経の記事の中に、貞観時代の災害の面白い記事を見つけました。
この時代は天変地異の時代だったんですねえ。貞観3年に隕石が落下し、16年間の間に、火山噴火だけでも4つの山が噴火し、地震もあっちこっちであり、11年に貞観地震で津波が発生しています。ここで面白いのが16年に鳥海山が噴火している事です。山脈による構造体の中で、鳥海山は触れました。どのくらいの噴火だったのかはこの記事では分かりませんが、記録に残っているのであれば、相当な噴火だったのでしょう。
これが事実だとすると、貞観地震は、太平洋プレートが北米プレートに沈み込むことによる逆断型の地震で津波が発生したことを意味しています。何故ならマグマは真直ぐ西側の鳥海山に向かっており、それで噴火したとすると説明が付くからです。
地震が有ってから2年後噴火していますが、じゃあ今回も2年後また噴火するのかと言うと、これを機に鳥海山は死火山扱いで、大した噴火の記録はありません。
明治三陸沖地震の時も噴火はありませんでした。
また隕石が落ちて来たのは、地球の電磁気の減少による重力の増加による落下であり、噴火も同じことが言えます。
これで言えることは、ポールシフトによるマグマの逆流が始まっていると、どうしても言わざるを得ません。解決策はないのですが、生き延びる方法はあります。原始生活にも耐えうる対応を準備することです。可能でしょうか?
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Hダイバリオン [物理]

昨日の日経のニュースに物質の基本単位「クォーク」が6個集まってできる粒子「Hダイバリオン」存在を、スーパーコンピューターを使った計算で確認というニュ−スを見つけました。
そのうち加速器の中で見つかるのでは、というのですが、可笑しいですねえ。
大きさが陽子とほぼ同じで、重さは陽子の約3倍なのだそうです。
これは静止質量なのでしょうか、それとも加速度運動による質量なのでしょうか。
前にも素粒子物理学の理論には批判的な意見を書きましたが、この時期にこのタイミングで発表する気持ちがそもそも分かりません。
第一、重力を平気でなくしたりする学者が出て来るような分野です。
私から見れば不毛な白い虚塔に閉じこもった研究です。世の中に何の利益などもたらさないし、逆に高速加速器で莫大な費用を掛けて実験しなければなりません。そこは茨城県の東海村辺りに有ったと思うのですが、今回の地震で被害がなかったのでしょうか。また日本原子力東海発電所はどうだったんでしょうか。

話を元に戻すと、重さが陽子の3倍であれば、今迄の原子質量が大幅に改定になるということで宜しいのでしょうか。これは学会に波紋を呼びます。今迄矛盾は無かったものを翻せば、ウランやプルトニウム、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムの原子のイメージが覆ります。つまり、原子力発電開発は分からないまま、見切り発車したということを意味します。

私が思うに、そこ迄分かるのであれば、今この時期にそんな発表をしないで、セシウムの半減期を5日に短縮する方法とか、装置を作ったりとか、物質を開発したり放射性物質を取り除く方法とかすべきなのではないでしょうか。できないとしても、この手の発表は不謹慎極まりないと思うのですが、どうなんでしょうか。
研究生も大変なのは分かります。大学、大学院に留まるにはそれ也の成果と、論文を発表しなければなりません。その圧迫感から捏造や盗作も出て来る事も有ります。


ここで臨時ニュースです。キラウエア火山の活動がまた動き出しそうです。
みゆ吉さんのブログにも機関車音が聞こえているようです。
ゴールデンウイークに迄はまだ期間が有りますが、ここは作用する期間が短いので、噴火してからでは遅すぎます。
太平洋側、福島、関東が要注意です。場合によってはまた津波が来るかも知れません。
できれば、浜岡原発を止めて欲しいのですが、駄目ですか?
但し大地震が来なかったら、許して下さい。素直に謝りますから。
またニュースでは、アメリカ学者の間で、巨大地震の連動説とランダム説にわかれているそうです。ここはさすがアメリカ、連動説が出て来るだけでも大したもんです。日本では私だけか?

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柏崎刈羽原発 [地球物理学]

新潟県沖で発生する地震で、津波15mを想定した防潮堤を造る計画があるのを知りました。果たしてこれは意味があるのでしょうか。1964年6月に発生した新潟県粟島南方置き40kmを震源とする規模M7.5の新潟地震では、最大の津波は6m位なはずです。また最大の津波は第三波であり数時間後とされています。前に書いた津波と自転の関係を当て嵌めれば、津波は西側に移動する様に見えますから、最初に当たるのが佐渡になります。新潟市自体は最初そうでもなかったと思いますが佐渡に当たった波は反射波となり新潟からの反射波と共鳴すれば威力が増します。
ここで面白いのは、遠く離れた鳥取県隠岐島でも被害があったというところです。この島は、方角では西側です。つまり私の仮定はまだ外れていません。

私の地域は、距離的には隠岐より1/7くらいで大部近いのですが、北東ということもあり津波は来ましたが津波で魚が浮いて来た事もあり、漁師が投網で魚をつかみに行った事を覚えています。津波の被害より魚を捕る事の方が肝心なほど津波は来ませんでした。

そう考えると柏崎刈羽原発で津波15mを想定するのであれば、M9.5位の地震を想定しなければならず、そもそもそれに耐えられるような岩盤の上に建物が建てられているのでしょうか?2007年7月の中越沖地震ではM6.8で火災が発生したのに、M9.5が本当にきたら津波の心配より建物の心配の方が先なのではないでしょうか。

ここは地震予知が欠かせません。一ヶ月前に予知しないと安全停止できません。
しかし、ここの予知は比較的楽です。チリ地震と連動しているとすれば4年以内、チリ地震の最後は、2010年2月ですから、3年以内、スマトラ島で起きる地震や噴火を考慮すれば、起きてから3年以内です。今回の東北関東巨大地震で地盤がかなり弱っている事を考慮すれば、2年以内に設定しても可笑しくはありません。
そもそも過去にそんな津波が来た前歴が無いのに、臆病すぎます。役人的発想です。そんなに怖いのであれば、今から止めた方が良いのではないですか。私なら停止命令を出します(もちろんそんな権限はありませんが)。
想定しなければならない処を想定外と言い、想定しなくても良いところに想定外の防潮堤を造ろうとする、そんな事をやっていれば、本当に日本は潰れます。
節穴の人間のやる事です。

話は変わるのですが、書き損ねた災害に山崩れが有りました。昨日ニュ−スで見てたのですが、やはり前兆が有るみたいです。被災寸前の住人の話では、最初に地鳴りが聞こえ、次にカキーンと割れるような音がコダマする様に聞こえ、突き上げられるような揺れを感じた、と言うものでした。
私の考えでは、最初の地鳴りは地下深い地盤の崩落で空洞ができ、それによる堅い岩盤に亀裂が入り(カキーン音)、家ごと沈下(人間の体は一瞬浮く)。長期にわたる余震で瓦礫層が緩み雨も災いして山崩れとなったとすると、説明がつきます。
そもそも茨城、福島は高速道路もそうですが、所っ中崖崩れ山崩れは発生しています。特に山を切り開いて多額の予算を掛け造った道路などはそうです。
これではいくら札を刷っても足りません。もう少し地質の研究をやってからでも遅くなかったのです。
では電気の供給源はどれにすれば良かったのかですが、地熱発電、昔ながらの水力発電(水車)、風力発電が有るそうです。山形、秋田の風力発電は、ほとんど完了しており御蔭もあるようです。また両県では地熱の量もかなり有るそうです。そう考えれば、関東圏は、間違った選択をしてしまったとしか思えません。

福島第一原発事故で、家も仕事も失った7万2000人の人達はと考えれば、空恐ろしくて目をそらしたくなります。人として同じスタートには立てないのです。相撲で言えば八百長にあった様なものであり、否が応でも悲劇の主人公です。
打開策は有るのかと言えば、私には一つあります。それは衣食住にお金を使わない制度を作る事です。今貿易はストップ状態であり、多くの外国人も渡航を控えています。そうなれば、残る日本人だけでどう助け合うかしか有りません。
それが分からず、今まで通り日本の経営をやっていたのでは、生き残れるのは知れています。実はもう構想はできているのですが、もう少し政府の動向を見極めないと何ともできません。その事は又の機会に!
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関東地震予測 [地球物理学]

今日の地震で、こんなのがありました。

平成23年04月20日08時11分 気象庁発表
20日08時07分頃地震がありました。
震源地は房総半島南方沖 ( 北緯34.1度、東経140.2度)で震源の
深さは約100km、地震の規模(マグニチュード)は5.0と推定されます。

これは最近の地震にしては珍しい地震です。唯一日本近海のフィリピン海プレートで起こった地震です。各地の震度は大した事が無くても、深さが100kmと深く、何に誘発されて起こった地殻変動か分かりません。
何処かで火山噴火があったのかと調べても無さそうです。今でも火山活動が見られるのは、キラウエア火山だけです。
かつて関東大震災があった1923年の事象を調べると、大正12年(1923年)5 - 6月、茨城県東方で200-300回の群発地震(有感地震は水戸73回、銚子64回、東京17回)
というのが目に付きます。
年代別では1896年に明治三陸沖地震が同程度の規模で起きていますから、起きるとすれば27年位立ってから起きると言えない事も無いのですが、当時の地震では福島、茨城、千葉の被害の報告が無いところを見ると、一気に、関東地震に結びつくとも言えなくありません。
またネットで関東大震災前兆で調べると、半年前から前兆現象があったみたいです。伊豆大島の三原山大噴火、こうなると要注意です。ただ今回は同じ条件は当てはまりません。何せプレートはだいぶ移動していますし、今迄震源地にならなかった所の歪みは溜まっていると想定しなければなりません。
地震予知研究会では、関東地震の地震のサイクルを200年としていますが、ここ一、二年の地球の活動を見ると、そうとばかりは言ってられない状況です。

また今の知識を持ってすれば、1923年の地震を予知するのは簡単だったかも知れません。ただその当時ラジオも無ければ、テレビもありません。情報化社会でない中、一人の地震研究者の情報など誰も気にしなかったと想像できます。

今回の関東地震を予測するのは、ちょっと難があります。今日の地震が北米プレートから誘発された地震だと仮定した場合、ここのマグマが北米プレート直下のマグマに取り込まれたとすると、一つの流れとしてのトンネルを造った事になり、これも通常のマグマの流れでは無く、逆流です。だとすると三原山は噴火しません。ここでもやはり見逃しはならないのが、キラウエア火山の活動です。収まりそうにして何故か収まりません。今日も観測しているのですが、微妙に吹き出しています。

それで、3.11、4.7日の月と太陽の位置が同じになるのはゴールデンウイーク辺りです。
ここは閑古鳥が鳴く観光地の人には申し訳ないのですが、結構な余震が予測されます。でも考えようによっては、かえって安全な観光地もあるのかも知れません。

ただ言える事は、何処かで火山噴火が無い限り、大地震や大津波は来ないということです。そう考えれば、少しは安心できるし、余震で驚く事が少なくなるかと思います。

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津波と地球の自転 [地球物理学]

スマトラ島沖地震(スマトラとうおきじしん)は、2004年12月26日、インドネシア西部時間午前7時58分50秒(日本時間午前9時58分、UTC午前0時58分)にインドネシア西部、スマトラ島北西沖のインド洋で発生したマグニチュード9.1の地震である。死傷者数、死者人22万人、負傷者13万人。
インドの研究者は、インドの東海岸に位置する7 - 12世紀の考古学遺跡から発見された津波堆積物が900年頃に大津波があったことを示していて、2004年と同規模の超巨大地震は周期性があると推測している。同調査によれば、インド東岸に被害をもたらしたインド洋からの大津波は、過去2000年間で900年頃と2004年のものが判明している。

2010年チリ地震はチリ中部沿岸で2010年2月27日3時34分14秒(現地夏時間; 6時34分14秒 UTC)に発生した地震。地震の規模は、USGS(米国地質調査所)によれば、モーメント・マグニチュード(Mw)で8.8だった。1900年以降、チリでは1960年5月のチリ地震に次ぐ規模、世界でも発生当時では5番目の規模の地震となった。死傷者数死者802人、津波最大30m超?

1960年チリ地震(1960ねんチリじしん、西:Gran terremoto de Valdivia)とは1960年にチリを震源として発生した地震である。地震後、日本を含めた環太平洋全域に津波が襲来し、大きな被害をもたらした。
地震は5月22日15時11分14秒(現地時間)に中部の都市バルディビア近海で発生、表面波Ms8.5、Mw9.5と有史以来観測された中で最大規模の巨大地震である。
本震発生から15分後に約18mの津波がチリ沿岸部を襲い、約15時間後にはハワイ諸島を襲った。ハワイ島のヒロ湾では10.5mの津波を観測し、61名が死亡した
日本では地震による津波の被害が大きかった。地震発生から約22時間半後の5月24日未明に最大で6mの津波が三陸海岸沿岸を中心に襲来し、142名が死亡した。
津波による被害が大きかった岩手県大船渡市では53名、宮城県志津川町(現南三陸町)では41名、北海道浜中町霧多布では11名が死亡。死傷者数2231~6000人

これは津波を伴う地震の三つの例で、wikipediaから抜粋しました。これで分かるのは、2004年のスマトラ島沖地震では、津波による沢山の死者を出したのに対し、チリでは、地震の規模にしては、そんなに死者は出ていません。つまり、チリ人は津波を最初から想定した居住間造りをしていたといえます。
もちろん、日本でも津波を想定した防波堤は造っていましたが、想定を超えてしまいました。

ここで不思議に思うのは、チリで発生した津波が何故日本に届くのかです。
しかも、主に三陸海岸だけ被害を受けています。満潮を考慮しても波は高すぎます。大陸の反射波を考慮して、波長が合成されたとしても、発生場所は地球の裏側であり、22時間も勢力を保つものかどうか疑問符が付きます。
今回の東日本大震災の津波は、被害は日本の太平洋側だけであり、チリでの被害の報告は聞きません。アメリカの太平洋岸での被害が若干あったようですが、家が流されるような話は聞きません。
そこで津波と地球の自転との関連を考えてみました。あくまで憶測ですが、これは地球の自転方向が作用しているとすると上手く説明がつきます。
つまり、震源地で発生した波は震動として最大です。波は海水を媒体とした震動なので、空気の振動より大部遅れますが、この波動は地球の自転とは無関係な波動で、発生源が東側であれば地球の自転はそれを追いかけて行く方向です。
スマトラ島沖地震でも同じ事が言えます。西側にあるスリランカ、インドでも、また遠くのソマリアでも津波の被害がありましたが、東側にあるマレーシアは比較的津波の被害はありませんでした。北海道南西沖地震も、西側にあるロシアで死亡者が出ているのに対し、東側にある北海道内は津波の被害がありませんでした。

今回の津波で言える事は、太平洋側で津波が発生した場合、津波の高さは30mを想定しなければならないということです。構造的には映画に出て来るような鉄壁の要塞でなければならないということです。
今の日本にそんな余力があるでしょうか。
そこ迄して人間が生きる価値があるのでしょうか。
無い物ねだりは子供にしか許せません。

町の復興は果たさなければなりませんが、また被害を受けるような構想では本当に日本は潰れます。立ち止まりましょう。

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みゆ吉さんをスカウトして〜! [雑学]

何時の時代からか人間の磁気能力は退化してしまって、鈍感になってしまいましたが、中にはまだこの磁気を感じ取れる人がいるみたいです。今ネットでも、空前のヒーローのようで、同じ東北人で岩手県のみゆ吉さんという人です。
残念ながら津波で被災されて、避難生活を強いられているようです。
まずは謹んで御見舞い申し上げます。
ブログを日にちを追って見て行くと、ほとんど100発100中です。方角も位置もさほどの狂いもありません。噴火も区別できるようです。
びっくり!

私にはそんな能力はありませんので、体感で予知はできません。その代わり、今起きている自然現象や、過去の事象だけが頼りでした。これからは、また一つ情報源が増えて、助かったと思ったら、避難先が変わって携帯が圏外になるとか。これは実に困ります。
でも考えてみれば、この人は実に気の毒なのかとも思いました。この能力は貴重ではありますが、体の痛みを伴いますし、それを証明する事もできません。宗教みたいなもので、信じる者は救われるの世界です。
予知を出すということは、非常に勇気のいる事です。ですから、余程自信がないと投稿できません。またこの人の体感を否定もできません。何故なら、私のブログの「地震との関連」の中にテンソルという表現で言った見えない力があります。もし、みゆ吉さんがこの力を察知できるとすると、予知が高確率で当たるのも頷けるからです。

私が、もし地震予知研究会に所属していていたら、問答無用で高待遇で採用しますが、世の中が様変わりしない限り、無理なのでしょう。

問題なのは、日本の人口が集中している都会で地震が起きるケースです。何時起きるか分からないけれども、今後起きる可能性は99%です。とは言えますが、それが何時起きるかが問題なのに無責任な事は言えません。
ですからこの様な人の体感による情報は貴重なのです。何とかならないでしょうか。

今日本は非常時です。都会の災害だけは、最小限に留めなければなりません。背に腹は代えられません。
誰かみゆ吉さんをスカウトして〜!

山脈による構造体 [地球物理学]

アトラスの日本大地図帳を見ていたら、面白い事に気付きましたので、リリースしました。この地図だと山脈による構造体が良く分かります。東北で一番高い山は福島県の燧ヶ岳で、 標高2356m、2位は山形秋田県境の鳥海山 標高2236m ですが、福島の場合群馬、栃木と峰峰が連なっていますから、除外すると鳥海山となります。富士山と比べれば小さいですが、ぽつんとそびえ立っている姿は何処か富士山と似ています。
富士山は三つのプレートが打(ぶ)つかってそびえ立った山だと前に書いた事がありましたが、では鳥海山はどうなんだろうと不思議でならなかったのですが、分かって来ました。
3月9日、11日、4月7日の地震の震源地を線で結ぶと、大まかに栗駒山があり次に神室山地があり丁岳山地を通り鳥海山があります。その先迄見ると、飛島があります。ここは少しプレートを細かくして考えないといけないようです。
大昔、北米プレート(オホーツクプレート)が、南下をしていた頃と太平洋プレートがオホーツクプレートに沈み込んでできる盛り上がるのと、飛島にある小さいプレートと丁岳山地がぶつかり合えばできます。
また飛島の海域北には、男鹿半島があります。南には粟島、佐渡と北海道や中国地方、九州も含めて考えれば、日本海側にはぽつりぽつりと島が点在します。男鹿半島などは、今回このくらいプレートが動いた事を考えれば、島になっても可笑しくなかったのではと思うのですが、政府の企みで八郎潟を埋め立てられてしまったので、残念分かりません。
太平洋側を見れば、フィリピン海プレートの接合点外周にしかありません。
これは何を意味するでしょうか。
平たく言えば本土の移動がどっちに動いているかを示しています。

前に新潟県は安全な県だと書きましたが、もっと安全な県がありました、山形県です。私が住んでいる所ではありますが、別に吹れ込みで言っているのではありません。
山脈を見ると分かるのです。では鳥海山からスタートしますか。
丁岳山地、神室山地、船形山、蔵王山、吾妻山、飯豊山地、朝日山地、月山と四方山に囲まれています。これは結構皆高い山々です。
構造力学を勉強した人なら分かると思いますが、これは建物で言えばラーメン構造的な頑丈な地盤です。

ところがです、去年でしたか鳥海山で地割れが発生し原油が出て来たというのです。これは地元誌しか載らなかったと思いますが、もう手元に情報源がないので、定かではありません。その当時は余り興味ありませんでしたので、読み流してしまいました。その他に、鶴岡のシメカケ地区で発生した地盤の崩落もありました。今となっては今回の地震の予兆だったと結論付けできますが、当時なら何が原因か誰も見当がつかなかったのも頷けます。

では逆に日本で一番軟弱な地域はと見ると、埋め立て地を別として、茨城県南東部、千葉県北東部、埼玉県南東部、東京都南東部、特に犬吠埼付近は守ってくれる堅い岩盤は何もないようです。

こう見ると日本で開発できる立地条件を満たす場所はそうそう無いんですねえ。
ディズニーランドのように地盤改良すれば良いかも知れませんが、早々宅地ではできる事ではありません。
かといって、何もしないのであれば先に進む事もできません。
何にしろリスクを知っていないと、思わぬ落とし穴です。
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日本のあるべき姿 [政治]

昨夜の地震に付いて、これはちょっと意外な地震でした。今月の新月は、3日です。それから4日も過ぎています。その間、M4以上の余震は6回あります。3日がヤマで、キラウエア火山も沈静化しているのを見て、山は通り過ぎたと思ったのですが、意外な落とし穴です。
これは余談ですが、昨日は3.11から月の公転周期(27日7時間)が一周期で揃う日でした。時間的に見れば、夜中ですから裏側の太陽と月の重力に引っ張られた形の直下型落盤地震と考えられます。これでは、津波は発生しないと言えるでしょう。又別な角度から見ると、重力関係で言えば、大地震の時と、逆転現象です。つまり、月の重力でマグマの流れを止め、その空いたすきを太陽の重力で落盤させた。と言えない事も無さそうです。
これを機に、余震の数が減って来れば、もう心配はないでしょう。落ち着きます。

私の予想では、その地域の津波はもう何十年も発生しないと思います。地球の地殻変動は、一カ所に集中して起こるのではなく、世界のあちらこちらの変動を伴って起きます。東日本はその代価を払い過ぎるくらい払いました。

後は、茨城、千葉、東京沖での地震です。液状化現象で使えなくなった家は、被災扱いでなければ、もう立ち直る事ができない家族がほとんどだと思うのですが、政府の対応はないようです。まあそれどころではないというのも分かりますが、ここは、政治家の腕の見せ所なはずなのですが、いまのところ、「俺だけは助かりたい」という姿勢を崩していない感が否(いな)めません。被災者を向いていないのです。

それで、今後の日本のあるべき姿を、いち早く示さなければなりません。今の政府官僚では無理だと思います。
今までの日本は太平洋側中心でした。災害が無ければ、それはそれで妥当だったのかも知れません。しかし、いざ災害が起こると太平洋側は決して安全な地域ではないと分かりました。原発事故は例外としても、地殻変動は免れません。
あれだけ茨城沖でも群発地震が起きるということは、海岸線の弓なりがさらに弓なりになるに違いありません。つまり北東に移動する事になります。そうなるとどうでしょう、今の千葉県浦安市辺りから割れそうです。あの富岡公番でさえ液状化して傾いたのには最初驚きでしたが、そう考えれば納得できます。
ではそれが続けばどうなるでしょうか。新木場、築地と沈下ラッシュです。
そのくらいなら、復興可能かも知れません。が、それが都心迄延びて行ったら、物流も情報も麻痺です。指令系統はストップします。東京が転(こ)ければ、皆転けるではシャレにりません。

そこで、今からバックアップ体制を取れるよう、どこかに同じ機能できる地域を確保しなければなりません。大阪?京都?と思ったのですが、ここは断層が走っていて、良くありませんし、同じ太平洋側でもありますし、今の被災地からは遠過ぎます。

地図をよく見るとあります。新潟市です。まさかと思うかも知れませんが、ここが一番将来的にも安全です。海陸空全て揃いますし、地震が来ても最小限の被害で済みます。太平洋の海がだめになっても、日本海があります。冬、雪が積もるかも知れませんが、慣れればどうって事はないのです。
ここはシフトして考えないと、この国難は乗り切れません。
今まで通りやり過ごしていたのでは、この国は救えません。

政治にはビジョンが欠かせません。ビジョンは日本語では象です。混沌とした状況を解き明かし、縺れを研ぎほぐし、現れるべき姿を捉える力です。
今の政治家にそれがないというのであれば、その場から去るのが定石です。
固執するものは失われ、奢れるものは久しからずです。

今から防災と復興事業の拠点を一部新潟に持って来る事はできないでしょうか。無理でしょうか。今はインターネットの時代です。情報のやり取りだけなら、ネットの繋がっているとこ、何処でも同じだと思いますがどうでしょうか。

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